共同通信ニュース
30日の東京外国為替市場で円相場が下落し、一時1ドル=162円41銭を付けた。1986年12月以来、約39年半ぶりの円安ドル高水準。日銀の利上げ観測が後退し、日米の金利差が意識された。片山さつき財務相は30日の閣議後記者会見で「必要に応じていつでも適切に対応する」と述べた。市場では政府、日銀による為替介入への警戒感が高まっている。
円安は食品やエネルギーの輸入価格を押し上げ、家計の負担増につながる恐れがある。原材料の価格高騰などが企業収益を圧迫し、経済の減速も懸念される。
午後5時現在は前日比43銭円安ドル高の1ドル=162円25~26銭。ユーロは43銭円安ユーロ高の1ユーロ=184円94~98銭。
政府が7月に策定する骨太方針で日銀の利上げをけん制すると伝わり、日米の金利差が縮まらないとの見方から円を売る動きが優勢となった。国内企業による実需のドル買いもあった。
市場では「162円を超えて下落し、円安傾向が加速する可能性がある」(外為ブローカー)との見方が出ている。
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