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フラッシュクラッシュとは|発生の要因や過去の事例などをわかりやすく解説


フラッシュクラッシュとは、数秒から数分の間に市場価格が急落し、その後、急速に元の水準付近まで戻る現象です。

アルゴリズム取引や流動性の低下などが要因とされ、金融市場のリスクとして注目されています。

本記事では、フラッシュクラッシュの意味、特徴、よくある質問などを解説します。

フラッシュクラッシュとは

フラッシュクラッシュの意味や暴落との違いを解説します。

  • ・フラッシュクラッシュの意味・特徴
  • ・フラッシュクラッシュと通常の暴落の違い

フラッシュクラッシュの意味・特徴

フラッシュクラッシュとは、金融市場で価格が瞬間的に急落(場合によっては急騰)し、その後すぐに変動前に近い水準まで回復する現象です。

アルゴリズム取引・流動性の低下・誤発注などが引き金となって発生するとされます。

価格変動の大きさをファンダメンタルズだけでは説明しにくく、流動性の低下や注文の偏りなど、市場構造や一時的な需給の影響を強く受けることが特徴です。

そのため、相場が落ち着くと元の水準付近まで回復することがあります。

なお、発生時期に関する予測は困難な一方、市場参加者が少ない時間帯や重要な経済指標の発表直後に発生しやすいと考えられています。

フラッシュクラッシュと通常の暴落の違い

フラッシュクラッシュは数秒から数分という短時間で価格が急変動し、ほどなくして元の水準付近まで戻ることが特徴です。

一方、暴落はフラッシュクラッシュよりも長時間で価格が大きく下落する場合を指します。

元の価格水準に戻るために必要な時間は長い例が多く、元の価格水準に戻らない場合もあります。

フラッシュクラッシュが発生する主な要因

フラッシュクラッシュの主な発生理由を解説します。

  • ・アルゴリズム取引
  • ・流動性の低下
  • ・経済指標・ニュースの発表

アルゴリズム取引

アルゴリズム取引とは、あらかじめ設定した条件に基づいてコンピューターが自動で売買注文を発注する仕組みです。

市場価格や取引量などの変化に応じて、売買注文の発注や変更を自動で行います。

アルゴリズム取引の中には、市場に売買注文を提示し、流動性の向上に寄与するものもあります。

その一方、相場が急変すると売買が連鎖し、価格変動を一時的に拡大させてフラッシュクラッシュの一因となることがあります。

流動性の低下

市場参加者が減って流動性が低下している状態でまとまった注文が出ると、注文の方向に価格が大きく動きやすくなります

流動性が低下している状態で多くのアルゴリズム取引が同じ方向に取引する場合、フラッシュクラッシュが発生する可能性があります。

経済指標・ニュースの発表

重要な経済指標に関して市場予想と全く異なる結果が発表されたり、市場が驚くようなニュースが報じられると、注文が特定の方向に集中する可能性があります。

市場参加者が一方向に注文を出し、流動性が低下すると、フラッシュクラッシュにつながる場合があります。

フラッシュクラッシュの主な事例

FX市場における代表的なフラッシュクラッシュの例として、2019年1月3日朝の米ドル/円が挙げられます。

ラッシュクラッシュの主な事例_20260728

出典:TradingView

上は米ドル/円の3時間足チャートで、フラッシュクラッシュが発生した時間帯を中心に表示しています。

午前7時30分過ぎに円高が進み始め、数分後には104円台を記録しました。

1月3日は日本では一般的に正月休みであり、午前7時台は市場参加者が少ない時間帯です。

日本市場が休場で市場参加者が少なく流動性が低下していたことに加え、リスク回避の動きやアルゴリズム取引、ストップロス注文などが重なり、急激な円高が進んだと考えられています。

値動きの大きさには市場構造や需給の影響が大きかったと考えられ、価格はその後比較的短時間で回復しました。

フラッシュクラッシュに関するQ&A

フラッシュクラッシュに関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・フラッシュクラッシュが起きやすい時間帯は?
  • ・フラッシュクラッシュは対策できますか?
  • ・フラッシュクラッシュが起きたらどう対応すればよいですか?

フラッシュクラッシュが起きやすい時間帯は?

フラッシュクラッシュはいつ起きるか予測できないものの、流動性が乏しい時間帯に発生しやすいと考えられます。

具体的には、年末年始や祝日、早朝の時間帯などが挙げられます。

フラッシュクラッシュは対策できますか?

フラッシュクラッシュによる損失回避策として、損失を計上しても許容範囲に収まるようにポジション数量を抑える点が挙げられます。

フラッシュクラッシュは、いつ、どの銘柄で、どのくらいの値動きをするか、事前に把握できません。

このため、フラッシュクラッシュがいつ発生しても致命的な損失を回避できるように、リスクにさらされている資産の量を抑えることが重要です。

フラッシュクラッシュが起きたらどう対応すればよいですか?

フラッシュクラッシュは開始から終了までの時間がきわめて短いため、発生を確認してから取引することは難しいです。

フラッシュクラッシュが起きた際に、その銘柄等のポジションを保有していない場合は、何もせずに様子を見ることも選択肢の1つです。

ポジションを保有している場合は、決済注文をあらかじめ発注しておく方法がありますが、相場急変時には想定した価格より不利な価格で約定する場合があります。

【まとめ】フラッシュクラッシュとは|発生の要因や過去の事例などをわかりやすく解説

フラッシュクラッシュとは、市場価格が数秒から数分の間に急落し、その後短時間で元の水準付近まで回復する現象です。

流動性の低下やアルゴリズム取引などが要因とされ、一時的に価格が大きく変動することがあります。

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