ドル円の相場概況
前営業日(10/30)のドル円は157.703円で始まり、東京時間の朝9時台に157.893円の高値をつけた後、円買いが進んで東京時間は157.422円で終えました。
ロンドン時間からNY時間序盤にかけて下げ幅を広げ、21時前後に156.959円の安値をつけましたが、その後はNY時間に157.642円まで買い戻され、終値は157.487円(前日比-0.209円、値幅93.4pips)でした。
週明けの今朝は157.39円とやや窓を開けて始まり、157.385〜157.501円の狭い範囲で推移し、現在は157.459円付近で落ち着いています。
日銀は政策金利を1.25%で据え置いたものの、基調的なインフレ率が2%目標と概ね整合的と初めて判断し、植田総裁も12月利上げの可能性を示唆したと伝えられたことで円が買われました。
加えて、AI関連株の売りによる米国債利回りの低下がドルの重しとなり、ドル円は156.959円まで下落しました。
FRB・日銀などの主要中銀が据え置きつつも12月利上げ観測がくすぶる中、日銀の12月利上げとFRBの12月利上げ(確率75%弱)の綱引きや、今週の米雇用統計、ハイテク株の動向に注目が集まっています。
前日は約0.9円の値幅で上下しつつ小幅安で終えており、材料に振らされやすい神経質な展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 10/30 | 157.703 | 157.893 | 156.959 | 157.487 | 93.4pips |
| 東京時間 | 157.672 | 157.893 | 157.113 | 157.422 | 78.0pips |
| ロンドン時間 | 157.666 | 157.744 | 156.959 | 157.472 | 78.5pips |
| ニューヨーク時間 | 157.208 | 157.642 | 156.959 | 157.526 | 68.3pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月2日7時のもの)。
日足の分析
日足は下落トレンドで、現在値157.459円は20日移動平均線(157.88円)、75日線(158.268円)、200日線(158.53円)をいずれも下回っています。
RSIは47.5と中立圏で、売られ過ぎ・買われ過ぎのどちらでもありません。
ATRは85.8pipsで、前日の値幅93.4pipsはほぼ平均的な変動幅でした。
上値は158.346円、下値は156.665円が目先の節目として意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足はレンジ(方向感なし)で、価格は20時間移動平均線(157.448円)付近にある一方、75時間線(157.613円)と200時間線(157.678円)は上にあり、戻りの重さが残っています。
ボリンジャーバンドは157.061〜157.731円で、上値は157.642円・157.744円、下値は157.113円・156.959円が意識されます。
ATRは22.8pipsで、15分足もレンジ(ATR10.4pips)と、指標発表までは様子見ムードになりやすい状況です。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | 下落トレンド | 157.880 | 158.268 | 158.530 | 47.5(中立) | 85.8pips |
| 1時間足 | レンジ(方向感なし) | 157.448 | 157.613 | 157.678 | 49.0(中立) | 22.8pips |
| 15分足 | レンジ(方向感なし) | 157.469 | 157.442 | 157.575 | 50.8(中立) | 10.4pips |
OANDAオーダーブック分析
オーダーブック(7:15時点)では、現在値より上の売り指値が下の買い指値より厚く、上値が重くなりやすい配置です。
売り指値は158.35円付近が最も多く、158.5円・159.0円にも並んでおり、上値の抵抗として意識されます。
上では158.0円や159.1円に買いストップがあり、上抜けると買いが加速する可能性があります。
下では156.0円・156.8円・156.5円に買い指値が集まって下値を支える一方、156.9円付近の売りストップは下抜け時の加速要因となりそうです。
ポジション面では現在値より上に含み損の買いが多く、157.7円前後への戻り局面ではやれやれの売りが出やすい点に注意です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
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米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日(10/30 6:00〜10/31 5:55)の通貨強弱では、円が8通貨中1位で最も強く、米ドルは5位、最も弱かったのはユーロでした。
米ドルと円の差(ドル−円)は9:05に+1.17と最も開いており、これは東京時間朝の157.893円の高値と一致します。
その後は円が10:05にかけて大きく買われ、差は20:55に-5.03まで縮小し、21時前後の156.959円の安値をつけた動きと対応しています。
その後は米ドルが22:25にかけて買い戻され、円も1:40にかけて売られたことで差は-1.2まで戻し、NY時間の反発につながりました。
一方、直近1週間(10/23〜10/30 6:00)では米ドルが3位、円が7位とドル高・円安の地合いで、最も強いのは豪ドル、最も弱いのはNZドルでした。
週間の差は10/23 21:00に-2.9まで縮んだ後、10/29 2:00に+10.67まで開き、最終的に+6.51で、週を通じてはドル円の上昇方向の力が働いていましたが、前営業日にその流れが円高方向へ傾きました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月2日)のドル円の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 158.380 | 157.934 | 157.446 | 157.000 | 156.512 |
<上昇シナリオ>
157.642円や157.744円を上抜けると、ピボットR1の157.934円や買いストップのある158.0円が視野に入り、さらに上では158.346円の週高値と158.35円付近の売り指値が意識されそうです。
<下落シナリオ>
157.113円を割り込むと、S1の157.0円や前日安値の156.959円が試され、156.9円付近の売りストップを巻き込めば156.8円・156.665円方向への下げが意識されそうです。
本日は157.0〜157.9円前後のレンジを意識しつつ、深夜0:00のISM製造業景況指数の結果で方向感が出るかに注目です。
日足は下落トレンドで上には売り指値や含み損の買いが控えているため、戻り局面での上値の重さが意識されそうです。
本日(2026年11月2日)の経済指標・イベント
本日は米国の指標が深夜に集中しており、23:45に10月製造業PMI改定値(予想56.0、前回56.0)、日付が変わって0:00に重要度の高い10月ISM製造業景況指数(予想54.6、前回54.5)が発表されます。
特にISM製造業景況指数は米景気の見方や米金利に影響しやすく、週末の雇用統計を控えた中でドルの方向感を左右する可能性があるため、発表前後の急な値動きに注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/02 23:45 | 米国 | 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 56.0 | 56.0 |
| 11/03 00:00 | 米国 | 10月ISM製造業景況指数 | ★★★ | 54.6 | 54.5 |
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OANDA Lab編集部
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