ポンド円の相場概況
前営業日(10/30)のポンド円は211.075円で東京時間を迎えて211.245円まで上昇しましたが、その後は円買いに押され、210.56円まで下げて210.748円で東京時間を終えました。
夕方にかけて買い戻され、ロンドン時間は211.182円で始まり、18時台に前日高値の211.334円をつけました。
その後は売りが優勢となり、ロンドンとニューヨークの重なる23時台に前日安値の210.287円まで下落し、翌未明には211円前後まで戻しました。
前日は高値と安値の差が104.7pipsと大きく動いたものの、終値は210.871円で前日比-5.4pipsとほぼ変わらずでした。
週明けの今朝は210.708円と前週末終値をやや下回って始まり、7時30分時点では210.743円で推移しています。
前営業日は日銀がタカ派的な判断を示したことで円高の影響を受けましたが、ポンド円は最終的にほぼ横ばいで終えました。
英国の予算案が無難な内容だったことで、財政・政治不安を抱えるフランスと比べた英国の安定が意識され、ポンドはユーロより底堅いと報じられています。
主要中銀がそろって金利を据え置きつつ12月利上げ観測がくすぶる「据え置きつつタカ派」の構図のなか、日銀の利上げ観測による円の動きや、ユーロ安・ポンド高の流れが続くかなどに注目が集まっています。
値幅は出ても方向感が出にくい、様子見ムードの展開になっています。
今週は米雇用統計や中間選挙、中東情勢とエネルギー価格によるインフレ懸念も意識されています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 10/30 | 210.934 | 211.334 | 210.287 | 210.871 | 104.7pips |
| 東京時間 | 211.075 | 211.245 | 210.560 | 210.748 | 68.5pips |
| ロンドン時間 | 211.182 | 211.334 | 210.287 | 210.946 | 104.7pips |
| ニューヨーク時間 | 211.142 | 211.173 | 210.287 | 211.012 | 88.6pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月2日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは「レンジ(方向感なし)」で、RSIも53.5と中立圏にあります。
現在値は20日移動平均線(210.1円)を上回る一方、75日線(212.155円)と200日線(212.819円)は上にあり、中長期の上値の重さが残っています。
上値は211.274円、211.983円、下値は209.556円、209.117円が節目で、ボリンジャーバンドは211.803円〜208.398円です。
ATRは121.7pipsと1日の値幅は大きめで、レンジの中でも上下に振れやすい状況です。
1時間足の分析
1時間足もトレンドは「レンジ(方向感なし)」で、RSIは47.8と中立です。
現在値は20時間線(210.85円)をやや下回る一方、75時間線(210.613円)と200時間線(210.419円)より上にあり、短期の戻りの鈍さと下値の底堅さが混在しています。
上値は211.173円〜211.245円、下値は210.56円、前日安値の210.287円が意識されます。
15分足は「やや下落優勢」で、210.675円〜210.659円の支持を守れるかが当面の焦点です。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | レンジ(方向感なし) | 210.100 | 212.155 | 212.819 | 53.5(中立) | 121.7pips |
| 1時間足 | レンジ(方向感なし) | 210.850 | 210.613 | 210.419 | 47.8(中立) | 30.9pips |
| 15分足 | やや下落優勢 | 210.873 | 210.867 | 210.712 | 42.7(中立) | 13.3pips |
OANDAオーダーブック分析
7時15分時点のOANDAオーダーブックでは、上方向に212.0円付近の売り指値が最も多く、211.5円や213.0円にも売り指値が並んでおり、上値の抵抗として意識されます。
一方、212.0円付近には買いストップも集まっているため、ここを上抜けると買いが加速する可能性があります。
下方向では209.0円と210.0円付近に買い指値が集まって下値の支えとなりやすく、209.95円付近の売りストップは下抜け時の売り加速要因になりそうです。
ポジションは買いが64.7%と買いに偏っており、現在値より上で含み損を抱えた買いが多いため、戻り局面ではやれやれの売りが出やすく、下落時には投げ売りが出やすい状態です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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英ポンド、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日(10/30 6時〜10/31 5時55分)の通貨強弱では、円が8通貨中1位で最も強く、ポンドも2位と僅差で続き、最も弱かったのはユーロでした。
ポンドから円を引いた差は最終的に-0.08とほぼゼロで、ポンド円が前日比ほぼ横ばいで終えた動きと一致しています。
円は10時5分にかけて大きく上昇しており、東京時間に210.56円まで下げた動きと重なります。
差が最も開いたのは18時25分(1.57)で、ロンドン時間の前日高値211.334円と対応し、最も縮んだのは23時25分(-3.51)で、前日安値210.287円をつけた時間帯と一致します。
直近1週間(10/23〜10/30)ではポンドが4位、円が7位で、最も強いのは豪ドル、最も弱いのはNZドルでした。
差は10/23 21時に-3.83まで縮んだ後、10/30 4時に6.04まで広がり、最終的に4.92とポンド高・円安方向の力が優勢な1週間でした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月2日)のポンド円の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 211.878 | 211.374 | 210.831 | 210.327 | 209.784 |
<上昇シナリオ>
210.85円付近の1時間足20本線を回復し、211.173円〜211.245円の戻り売りをこなせれば、前日高値の211.334円や211.5円付近の売り指値が次の目安になりそうです。
さらに212.0円付近を上抜けると、買いストップを巻き込んだ上昇加速が意識されます。
<下落シナリオ>
15分足の支持である210.675円〜210.56円を割り込むと、前日安値の210.287円が試されやすくなります。
ここも下抜けると210.0円付近の買い指値と209.95円付近の売りストップが焦点となり、買いの偏りからくる投げ売りで下げが加速する可能性もあります。
本日は18時30分の英製造業PMI改定値をきっかけに、ロンドン時間の値動きが大きくなるかに注目です。
前日の高値211.334円と安値210.287円のレンジを抜けられるかどうかが方向感を探るポイントとなり、日銀の利上げ観測による円の動きにも引き続き目を配りたいところです。
買いポジションが多いため、戻り局面での売りと下落局面での投げ売りの両方が意識されそうです。
本日(2026年11月2日)の経済指標・イベント
本日は18時30分に英国の10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値、重要度★★)が発表されます。
予想は52.8で、前回(速報値)の52.8と同じ水準です。
改定値は速報値から大きく変わらないことが多いですが、予想から大きく外れた場合にはロンドン時間の序盤にポンドが動きやすくなるため、発表前後の値動きに注意したいところです。
また、翌0時には米国の10月ISM製造業景況指数(予想54.6、前回54.5)が発表されます。
結果次第ではドル円の動きを通じて値動きが大きくなる可能性があるため、注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/02 18:30 | 英国 | 10月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 52.8 | 52.8 |
| 11/03 00:00 | 米国 | 10月ISM製造業景況指数 | ★★★ | 54.6 | 54.5 |
GBP/JPY(英ポンド/日本円)のリアルタイムレートはこちら
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OANDA Lab編集部
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