ドル円の相場概況
前日のドル円は始値157.929から終値158.680へ75.1銭上昇し、値幅は101.6pipsと日足ATR(83.9pips)を上回る値動きでした。
東京時間(9:00〜14:45)は157.789〜157.951の狭い範囲で小動きとなり、夕方にかけて日中安値の157.751まで下押ししました。
ロンドン時間(17:00〜翌1:45)に入ると買いが強まって158.603まで上昇し、ニューヨーク時間(22:00〜翌6:45)は序盤に157.981まで押した後、深夜0時の米指標発表後に上げを広げ、早朝4時台に週高値でもある158.767をつけました。
今朝は158.671〜158.685の狭いレンジで推移し、158.676とほぼ前日終値の水準で始まっています。
前日は米9月求人件数(JOLTS)が4か月ぶりの高水準となり、米10年債利回りが4.935%、2年債利回りが4.608%へ上昇したことでドル高が進み、ドル円は+0.48%と158円台後半まで上昇しました。
一方で、片山財務相が11/2に過度に投機的な動きには対応すると発言しており、8月の日米協調介入もあって円買い介入への警戒が続いています。
米中間選挙の結果や今週の米雇用統計にも注目が集まっており、前日の大きな値幅が示すように、160円を前に上昇しつつも警戒感の強い神経質な展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/03 | 157.929 | 158.767 | 157.751 | 158.680 | 101.6pips |
| 東京時間 | 157.917 | 157.951 | 157.789 | 157.864 | 16.2pips |
| ロンドン時間 | 157.864 | 158.603 | 157.852 | 158.507 | 75.1pips |
| ニューヨーク時間 | 158.229 | 158.767 | 157.981 | 158.680 | 78.6pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月4日7時のもの)。
日足の分析
日足は上昇トレンドで、終値158.676は20日線(157.965)、75日線(158.155)、200日線(158.592)をすべて上回っています。
RSIは58.5と中立圏で、過熱感はまだ強くありません。
上値では月間高値の158.948やボリンジャーバンド上限の159.022、159.035が抵抗として意識されそうです。
下値では158.012や157.545が支持として意識されます。
1時間足の分析
1時間足も上昇トレンドで、20時間線(158.353)が75時間線(157.977)や200時間線(157.823)を上回る並びです。
ただしRSIは74.4と買われ過ぎの水準にあり、短期的には一服や押し目が入りやすい状態です。
ボリンジャーバンド上限は158.910付近で、目先の上値メドとして意識されそうです。
15分足もRSIは63.1で上昇トレンドが続いており、直近高値158.767が最初の関門です。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | 上昇トレンド | 157.965 | 158.155 | 158.592 | 58.5(中立) | 83.9pips |
| 1時間足 | 上昇トレンド | 158.353 | 157.977 | 157.823 | 74.4(買われ過ぎ) | 12.5pips |
| 15分足 | 上昇トレンド | 158.640 | 158.344 | 158.061 | 63.1(強め) | 4.7pips |
OANDAオーダーブック分析
7時時点のオーダーブックでは、158.90、158.85、158.80付近に売り指値が集まっており、月間高値158.948手前の上値抵抗として意識されそうです。
その上の159.20、159.10、159.00付近には買いストップが並んでおり、159円を上抜けると買いが加速する可能性があります。
下値では157.50と157.70付近に買い指値がある一方、157.70付近には売りストップも集まっているため、この水準を割り込むと下げが速まる可能性があります。
ポジションでは含み損を抱えた売りが多く、上昇が進めば売りの買い戻しが上昇を後押ししやすい状況です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日(11/3 7:00〜11/4 7:00)の通貨強弱では、米ドルが8通貨中3位(2.6)、円が7位(-2.88)で、最も強かったのはポンド、最も弱かったのはNZドルでした。
ドルと円の差は11/3の16:40に-1.34と最も縮み、ドル円が日中安値157.751をつけた夕方の動きと対応しています。
その後差は広がり、11/4の4:30に5.84と最大となり、ニューヨーク時間に週高値158.767をつけた流れと一致しています。
直近1週間ではドルが5位(0.06)、円が6位(-5.57)で、最強はスイスフラン、最弱はNZドルでした。
週間の差は10/30の20:00に-6.96と最も縮んだ後、11/4の4:00に5.72と最大まで開いており、週後半からの円安・ドル高の流れが前日の上昇で一段と鮮明になりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月4日)のドル円の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 159.415 | 159.048 | 158.399 | 158.032 | 157.383 |
<上昇シナリオ>
米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を上回り米金利上昇が続けば、158.767を上抜けて売り指値の集まる158.80〜158.90、さらに月間高値158.948やピボットR1の159.048を試す展開が意識されそうです。
159.00〜159.20の買いストップを巻き込むと、含み損の売りの買い戻しも加わって上げが加速する可能性があります。
<下落シナリオ>
米指標が予想を下回ったり介入警戒が強まったりした場合は、ピボットP(158.399)や158.012〜158.032付近まで押し戻される展開が考えられます。
さらに157.70付近の売りストップを割り込むと、157.50付近の買い指値まで下げが速まる可能性があります。
1時間足RSIが買われ過ぎにあるなか、まずは158.767の前日高値と158.90付近の売り指値を上抜けられるかに注目です。
22:15のADP雇用統計と翌0:00のISM非製造業景況指数の発表前後は値動きが大きくなりやすく、160円を前にした介入警戒や中間選挙の行方も意識されるため、急な値動きには注意が必要です。
本日(2026年11月4日)の経済指標・イベント
前日深夜0時発表の米9月JOLTS求人件数は752.3万件と予想の716.2万件を大きく上回り、同時刻の9月製造業新規受注も前月比1.8%と予想の1.2%を上回りました。
本日は22:15に米10月ADP雇用統計(予想6.6万人、前回9.0万人)、翌0:00に米10月ISM非製造業景況指数(予想54.8、前回54.9)と重要度の高い指標が続きます。
このほか22:30の米9月貿易収支(予想-1079億ドル、前回-1056億ドル)、23:45の米10月サービス部門PMI改定値(予想57.9、前回57.9)もあり、22時台から深夜にかけては値動きが荒くなりやすい点に注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 22:15 | 米国 | 10月ADP雇用統計(前月比) | ★★★ | 6.6万人 | 9.0万人 |
| 11/04 22:30 | 米国 | 9月貿易収支 | ★★ | -1079億ドル | -1056億ドル |
| 11/04 23:45 | 米国 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 57.9 | 57.9 |
| 11/04 23:45 | 米国 | 10月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | – | 57.6 |
| 11/05 00:00 | 米国 | 10月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ | 54.8 | 54.9 |
<前日の主な結果>
| 日時 | 国 | 指標 | 重要度 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 00:00 | 米国 | 9月製造業新規受注(前月比) | ★★ | 1.8% | 1.2% | 0.1% |
| 11/04 00:00 | 米国 | 9月雇用動態調査(JOLTS)求人件数 | ★★ | 752.3万件 | 716.2万件 | 719.0万件 |
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OANDA Lab編集部
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