ポンド円の相場概況
前日のポンド円は211.71円で始まり、東京時間(9:00〜14:45)は211.54〜211.807円の狭い範囲で211円台後半にとどまりました。
ロンドン時間(17:00〜)に入ると買いが強まって212.784円まで上昇し、ニューヨーク時間(22:00〜)には213.041円まで上値を伸ばして今月の高値を更新しました。
終値は212.846円で、前日比+1.136円(+0.54%)、日中の安値211.444円からの値幅は159.7pipsと大きく動きました。
今朝は212.838円で始まった後、212.6円まで小幅に押し、7時10分時点では212.746円と前日終値をわずかに下回っています。
米求人件数を受けた米金利上昇とドル高のなかで円安が進み、ポンド円は+0.54%と上昇しました。
一方で、片山財務相が為替市場の安定に向けて対応する用意があると述べたことから、円安と日本の円買い介入への警戒が並存しています。
米中間選挙の結果が市場の最大の焦点となっており、開票が長引けば神経質な市場を揺さぶる可能性も指摘されています。
ポンド側では、政策金利3.75%で据え置き中の英中銀による11月5日の発表と、中東紛争によるエネルギー高やインフレへの言及に注目が集まっています。
前日の大きな値幅を伴う上昇で円安の流れは続いているものの、介入警戒と重要イベントを前に、高値圏では慎重さもうかがえる展開になっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/03 | 211.710 | 213.041 | 211.444 | 212.846 | 159.7pips |
| 東京時間 | 211.749 | 211.807 | 211.540 | 211.709 | 26.7pips |
| ロンドン時間 | 211.828 | 212.784 | 211.781 | 212.672 | 100.3pips |
| ニューヨーク時間 | 212.212 | 213.041 | 212.099 | 212.846 | 94.2pips |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月4日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは「やや上昇優勢」で、価格は20日移動平均線(210.493円)と75日線(212.024円)を上回っています。
ただし現在値は200日線(212.84円)やボリンジャーバンド上限(212.822円)のすぐ下にあり、ここを上回って定着できるかが焦点です。
RSIは64.0と強めで、ATRは124.9pipsと1日の値動きが大きい状態です。
下値では212.416円が目先の支持として意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足は「上昇トレンド」で、20時間線(212.42円)が75時間線(211.662円)、200時間線(211.011円)の上に並ぶ上向きの並びが続いています。
RSIは71.6と買われ過ぎの水準にあり、高値更新後の一服や調整が入りやすい点には注意が必要です。
15分足ではRSIが47.7と中立まで落ち着き、価格は20本線(212.83円)をやや下回っているため、短期的には212.784円や213.041円の上値を再び試せるかが注目されます。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | やや上昇優勢 | 210.493 | 212.024 | 212.840 | 64.0(強め) | 124.9pips |
| 1時間足 | 上昇トレンド | 212.420 | 211.662 | 211.011 | 71.6(買われ過ぎ) | 18.8pips |
| 15分足 | やや上昇優勢 | 212.830 | 212.418 | 211.904 | 47.7(中立) | 9.0pips |
OANDAオーダーブック分析
7時時点のオーダーブックでは、現在値のすぐ上の212.8円付近に最も厚い売り指値があり、213.05円や214.0円にも売り指値が集まっているため、上値の抵抗として意識されます。
214.0円付近には買いストップも集まっており、上抜けた場合は買いが加速する可能性があります。
下では210.0円、211.0円、212.4円付近に買い指値が並び下値支持となる一方、212.4円や212.3円付近には売りストップが集まっており、下抜けると売りが加速しやすい点に注意です。
ポジションブックでは含み損の買いが多く、現在値より上で捕まっている買いポジションの戻り売りが上値を抑える要因になりそうです。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
> Web版オーダーブックはこちらから
英ポンド、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
前営業日(11/3 7:00〜11/4 7:00)は英ポンドが8通貨中1位で最も強く、円は7位と弱い側でした(最も弱いのはNZドル)。
ポンドと円の差は11/3 11:20に-0.99と最も縮んでおり、東京時間にポンド円が211円台で伸び悩んだ動きと対応しています。
その後差は広がり、11/4 4:25に6.85まで拡大し、最終的に6.14で終えたことは、ロンドン・ニューヨーク時間の上昇と213円台への到達を裏付けています。
直近1週間でも英ポンドは2位、円は6位で、最も強いのはスイスフラン、最も弱いのはNZドルでした。
週間のポンドと円の差は10/28 17:00の-3.01を底に広がり、11/4 3:00に15.06まで拡大、直近は14.73と、ポンド高・円安の流れが1週間を通じて続いています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
> 通貨の強弱チャート
本日(2026年11月4日)のポンド円の注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 214.041 | 213.443 | 212.444 | 211.846 | 210.847 |
<上昇シナリオ>
212.8円付近の売り指値をこなして前日高値213.041円を上抜けると、ピボットのR1である213.443円が次の目安となり、さらに214.0円付近の買いストップを巻き込めば上昇が加速する可能性があります。
<下落シナリオ>
212.4円付近(ピボット212.444円、日足支持212.416円)を割り込むと売りストップが働きやすく、212.3円を経てS1の211.846円、さらに買い指値の集まる211.0円付近が意識されそうです。
本日は212.4円〜212.8円の攻防が焦点で、日足の200日線(212.84円)を上回って定着できるかに注目です。
夕方の英サービスPMI、夜の米ADP雇用統計とISM非製造業景況指数によるドル円の変動に加え、11月5日の英中銀発表を控えたポジション調整や円買い介入への警戒にも気を配りたいところです。
本日(2026年11月4日)の経済指標・イベント
前日の指標結果はありません。
本日は18:30に英国の10月サービス部門PMI改定値(予想53.1、前回53.1)が発表されます。
また米国の重要指標として、22:15に10月ADP雇用統計(予想6.6万人、前回9.0万人)、翌0:00に10月ISM非製造業景況指数(予想54.8、前回54.9)が控えており、結果次第でドル円が動き、それを通じてポンド円も振れる可能性があります。
発表前後は値動きが荒くなりやすいため注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/04 18:30 | 英国 | 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | ★★ | 53.1 | 53.1 |
| 11/04 22:15 | 米国 | 10月ADP雇用統計(前月比) | ★★★ | 6.6万人 | 9.0万人 |
| 11/05 00:00 | 米国 | 10月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ | 54.8 | 54.9 |
GBP/JPY(英ポンド/日本円)のリアルタイムレートはこちら
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
