ゴールドの相場概況
金価格(ゴールド)は前日、4060.9ドルで始まり4087.11ドルで引け、前日比26.21ドル高(+0.65%)と上昇しましたが、高値からは大きく押し戻されました。
東京時間(9:00〜14:45)は4065.3ドル付近から一気に買われ、この時間帯に一時4146.92ドルと今週の高値をつけ、4114.4ドルで終えました。
ロンドン時間(17:00〜翌1:45)は4138.2ドルまで戻す場面がありましたが、ニューヨーク時間と重なる22:00〜翌1:45の間に4076.0ドルまで売られ、その日の後半の安値をつけました。
ニューヨーク時間(22:00〜翌6:45)は4119.7ドルから4087.11ドルへ下げて引け、今朝7時過ぎは4083.87ドルと前日終値をやや下回って推移しています。
原油安でインフレ懸念が和らぎ、ドル安・米金利低下が追い風となったことで、金は一時4,146ドル台と約2週間ぶりの高値をつけましたが、その後は上げ幅を縮めました。
米中間選挙での民主党大勝を受けて市場の関心がAI規制リスクによる株安へ移り、AI関連株の調整が広がる中でリスク回避の流れから金が買われたことも支えになりました。
一方で、FRBの12月利上げ観測が意識されており、本日の米雇用統計が強ければ重荷になり得るとの見方があります。
前日は高値から約60ドル押し戻されたこともあり、上値を追いにくい様子見ムードになっています。
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 前日 11/05 | 4060.900 | 4146.920 | 4057.525 | 4087.110 | 89.4ドル |
| 東京時間 | 4065.305 | 4146.920 | 4061.039 | 4114.400 | 85.9ドル |
| ロンドン時間 | 4123.950 | 4138.187 | 4076.034 | 4127.310 | 62.2ドル |
| ニューヨーク時間 | 4119.710 | 4135.735 | 4076.034 | 4087.110 | 59.7ドル |
OANDA証券のMT5の価格をもとに、チャート分析を行います(チャートは2026年11月6日7時のもの)。
日足の分析
日足のトレンドは「やや下落優勢」で、現在値4083.87ドルは20日移動平均線(4067.2ドル)の上にあるものの、75日線(4245.3ドル)や200日線(4461.3ドル)を大きく下回っています。
RSIは49.3と中立で、過去20日間の変化率は-2.62%です。
ATRは79.0ドルと1日の値幅が大きい状態が続いており、上値は4120.1ドル、4165.8ドル、下値は4073.3ドル、4066.2ドルが意識されそうです。
1時間足の分析
1時間足は「レンジ(方向感なし)」で、価格は20時間移動平均線(4101.5ドル)を下回る一方、75時間線(4044.9ドル)や200時間線(4024.7ドル)の上を保っています。
ボリンジャーバンド下限(4081.4ドル)付近まで下げており、RSIは46.5と中立です。
ATRは20.2ドルで、下値は前日安値圏の4076.0ドル、上値は4138.2ドルと4146.9ドルが節目になっています。
テクニカル指標一覧
| 時間足 | トレンド | MA20 | MA75 | MA200 | RSI(14) | ATR(14) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日足 | やや下落優勢 | 4067.229 | 4245.305 | 4461.340 | 49.3(中立) | 79.0ドル |
| 1時間足 | レンジ(方向感なし) | 4101.486 | 4044.892 | 4024.664 | 46.5(中立) | 20.2ドル |
| 15分足 | やや下落優勢 | 4099.072 | 4103.568 | 4064.794 | 34.2(弱め) | 9.2ドル |
OANDAオーダーブック分析
7:00時点のオーダーブックでは、上値側で4150ドル、4200ドル、4180ドルに売り指値が集まっており、上値の抵抗として意識されます。
4145ドルと4150ドル付近には買いストップが集中しており、この水準を上抜けると買いが加速する可能性があります。
下値側では4070ドルと4065ドルに買い指値が集まり支えとなる一方、すぐ下の4075ドルには売りストップが集中しており、割り込むと売りが加速しやすい点に注意です。
ポジションは買いが83.2%と買いに偏っており、含み損の買いが多いため、戻り局面ではやれやれの売りが、下落局面では投げ売りが出やすい状態です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
> オーダーブックをMT5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
> Web版オーダーブックはこちらから
本日(2026年11月6日)のゴールドの注目ポイント
| R2 | R1 | ピボット | S1 | S2 |
|---|---|---|---|---|
| 4186.580 | 4136.845 | 4097.185 | 4047.450 | 4007.790 |
<上昇シナリオ>
4075〜4070ドルの支持帯を守り、ピボット(4097.2ドル)や1時間足20MA(4101.5ドル)を回復すれば、4120.1ドル、さらに前日高値圏の4138.2〜4146.9ドルが意識されそうです。
4145ドル付近の買いストップを巻き込んで上抜けると、4165.8ドル方向への上昇が視野に入ります。
<下落シナリオ>
4075ドル付近の売りストップを巻き込んで4070ドルを割り込むと、前日安値の4057.5ドルやS1(4047.5ドル)が意識されそうです。
買いポジションの投げが重なれば、4023.5ドル付近まで下げ幅を広げる可能性があります。
本日は22:30の米雇用統計が最大の注目で、それまでは4075〜4100ドル前後での様子見が続きやすそうです。
発表後は12月利上げ観測を通じてドルや米金利が動き、ATRが79ドルと大きい中で上下に振れやすいため、4075ドルの下値と4145ドルの上値の攻防に注目です。
本日(2026年11月6日)の経済指標・イベント
前日22:30発表の米新規失業保険申請件数は18.9万件と予想の19.6万件を下回り、継続受給者数は171.8万人と予想の171.0万人をやや上回りました。
本日は22:30に米10月雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は予想6.5万人(前回2.9万人)、失業率は予想4.2%(前回4.2%)、平均時給は前年同月比が予想2.9%(前回3.0%)、前月比が予想0.3%(前回0.1%)です。
翌0:00には11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値(予想48.0、前回48.0)も控えており、雇用統計の結果次第で12月利上げ観測が揺れ、発表前後に値動きが大きくなりやすい点に注意が必要です。
| 日時 | 国 | 指標・イベント | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月失業率 | ★★★ | 4.2% | 4.2% |
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月平均時給(前年同月比) | ★★★ | 2.9% | 3.0% |
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月平均時給(前月比) | ★★★ | 0.3% | 0.1% |
| 11/06 22:30 | 米国 | 10月非農業部門雇用者数変化(前月比) | ★★★ | 6.5万人 | 2.9万人 |
| 11/07 00:00 | 米国 | 11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 | ★★ | 48.0 | 48.0 |
<前日の主な結果>
| 日時 | 国 | 指標 | 重要度 | 結果 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/05 22:30 | 米国 | 前週分失業保険継続受給者数 | ★★ | 171.8万人 | 171.0万人 | 169.5万人 |
| 11/05 22:30 | 米国 | 前週分新規失業保険申請件数 | ★★ | 18.9万件 | 19.6万件 | 19.5万件 |
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OANDA Lab編集部
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