東京外国為替市場概況・12時 ドル円 伸び悩む

市場概況
 9日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩む。12時時点では135.06円とニューヨーク市場の終値(135.10円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。昨日の米長期金利の上昇に伴ったドル買いの流れを引き継ぎ、135.32円まで買いが先行したものの、仲値を通過した後は伸び悩んだ。植田日銀総裁の「基礎的なインフレ率にある程度良い目が出てきている」「持続・安定的な物価2%達成見通し至れば、イールドカーブ・コントロール(YCC)を止める」などの発言も材料視され、一時134.93円まで下押しする場面もあった。

 ユーロドルは上値が重い。12時時点では1.0990ドルとニューヨーク市場の終値(1.1004ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。全般ドル買いがやや先行し、1.10ドルを割り込んだが、時間外の米10年債利回りが前日比マイナス水準に沈んだこともドルの重しとなり、1.0985ドルを安値に下げ渋った。ただ、1.0990ドル前後で動きが鈍り、上値の重い動きが続いている。

 ユーロ円は下落。12時時点では148.44円とニューヨーク市場の終値(148.68円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの重い動きが上値を圧迫するなか、ドル円の下げにつれ安と一時148.28円まで下押した。日経平均は200円超高まで上げ幅を拡大し堅調な動きも、あまり材料視する動きは見られていない。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.93円 - 135.32円
ユーロドル:1.0985ドル - 1.1006ドル
ユーロ円:148.28円 - 148.69円

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