中国株サマリー(15日)

市場概況
5日ぶりに反発、後場にプラス圏へ急浮上 国有資本銘柄に買い

 週明け15日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.17%高の3310.74ポイントだった。深セン成分指数は1.57%高の11178.62ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9383億400万元だった。

 上海総合指数は小安く寄り付いた後、前場はじりじりと下げ幅を拡大した。中国経済の先行き不安が強まるなか、4月の小売売上高や鉱工業生産などの重要な経済指標の発表をあすに控え、リスクを回避する動きが優勢だった。一方、後場に入るとプラス圏へ急浮上し、心理的節目の3300ポイントを回復してこの日の取引を終えた。中国人寿保険(601628)や中国船舶重工(601989)など、中国政府が進める「中国の特色あるバリュエーション(企業価値評価)体系の構築」で恩恵を受けそうな国有資本銘柄が急伸し、地合いの改善につながったもよう。

 セクター別では、バッテリー素材、造船、保険、風力発電設備が全面高。半面、文化・メディア、ゲーム、アパレル、百貨店などが下げた。

 A株市場では、中国人寿保険が9%超、中国船舶重工が8%超高となったほか、中国太平洋保険(601601)、中国平安保険(601318)なども大幅高。シリコンウエハーメーカーのTCL中環新能源科技(002129)、電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)、車載電池メーカーの国軒高科(002074)、半導体メーカーの紫光国芯微電子(002049)も買いを集めた。半面、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)、映画館運営の万達電影(002739)、漢方薬の東阿阿膠(000423)、インフラ建設の上海隧道工程(600820)などが売られた。

 上海B株指数は0.05%安の289.94ポイント、深センB株指数は0.4%高の1187.35ポイント。

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