NY株式サマリー(18日)=ダウ115ドル高と続伸 債務上限問題への懸念後退が追い風

市場概況
◆ダウ平均: 33535.91 +115.14 +0.34%
◆S&P500: 4198.05 +39.28 +0.94%
◆NASDAQ: 12688.838 +188.27 +1.51%

 18日のNY株式相場は続伸。米連邦準備理事会(FRB)高官からの利上げ継続を示唆する発言が重しとなる場面もあったが、米債務上限問題を巡る与野党協議の合意期待が支援となった。小売り大手のウォルマートが予想を上回る決算を発表したことや通期見通しを引き上げたことも安心感につながった。ダウ平均はおおむねマイナス圏で推移し、一時208ドル安まで下落したが、終盤に159ドル高まで上昇し、115.14ドル高(+0.34%)で終了。S&P500はおおむねプラス圏で推移し、0.94%高で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は終日プラス圏で推移し、1.51%高とほぼ高値引けとなった。主要3指数はそろって2日続伸し、S&P500とナスダック総合は昨年8月以来の高値で終了した。S&P500の11セクターは不動産、生活必需品、公益、ヘルスケアのディフェンシブ4セクターが下落した一方、ITの2.06%高を筆頭に7セクターが上昇。コミュニケーション、一般消費財も1.5%超上昇した。個別ではネットフリックスが9.22%高となったほか、半導体のエヌビディア、AMDが4%超上昇した。

 ローガン米ダラス連銀総裁が利上げ停止について否定的な見解を示し、ブラード米セントルイス連銀総裁が利上げ継続を支持すると発言したことで、金融引き締めの長期化による景気悪化が懸念された。一方、債務上限問題を巡っては、米共和党のマッカーシー下院議長が与野党協議の合意について楽観的な見方を示したことでデフォルト懸念が後退した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比-0.82ポイントの16.05ポイントと、4月28日以来の低水準となった。

OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(18日)=ダウ115ドル高と続伸 債務上限問題への懸念後退が追い風