ロンドン為替見通し=英・欧経済指標への反応や、金融政策の見方を注視

市場見通し
 ロンドンタイムは、経済指標の結果から英・欧金融政策の行方を判断することになる。市場の思惑に沿った欧州通貨の上下を追う展開となろう。

 欧州入りにかけて4月英インフレ指標が発表予定。事前予想は強弱が混在しているものの、注目度の高い消費者物価指数(CPI)は前月比・前年比とも前回3月より伸び鈍化が見込まれている。ただ、3月分の発表時は予想比での強さを手掛かりにポンド買いが強まった。今回も予想比での強弱に対して一次的な反応が出ることになるとみる。

 ユーロ圏では18時に独IFO研究所発表の企業景況感指数が発表となる。今回公表の5月分の予想は93.0と、4月の93.6から弱まる見込み。ただ、景況感指数はベースとなるしっかりした基礎統計がそろわないアンケート調査であるため、予想と実際の数値にかい離が生じることも多い。上下の振れが為替の変動につながることもあるため注意したい。

 NY勢が動き始めるタイミングになるが、イングランド銀行(BOE)のベイリー総裁による講演も22時に予定されている。インフレ指標の結果などを考慮した金融政策見通し変化のヒントを市場は探ることになるだろう。


想定レンジ上限
・ポンドドル:17日高値1.2510ドル。
・ユーロドル:1.0891ドル前後で上昇を抑えそうな4週移動平均線付近。

想定レンジ下限
・ポンドドル:1.2293ドル前後で下支えになりそうな90日移動平均線付近。
・ユーロドル:週足一目均衡表・基準線1.0693ドル。

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