市場概況
(6日終値:7日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=139.71円(6日15時時点比△0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=149.29円(▲0.31円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0686ドル(▲0.0039ドル)
FTSE100種総合株価指数:7628.10(前営業日比△28.11)
ドイツ株式指数(DAX):15992.44(△28.55)
10年物英国債利回り:4.207%(▲0.001%)
10年物独国債利回り:2.372%(▲0.009%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
4月独製造業新規受注
前月比 ▲0.4% ▲10.9%・改
前年比 ▲9.9% ▲11.2%・改
5月英建設業購買担当者景気指数(PMI) 51.6 51.1
4月ユーロ圏小売売上高
前月比 0.0% ▲0.4%・改
前年比 ▲2.6% ▲3.3%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。日本時間夕刻に一時139.10円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。日経平均先物の上昇につれた買いが入ったほか、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て、24時前に一時139.99円と日通し高値を付けた。ただ、節目の140.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため、1時過ぎには139.58円付近まで押し戻された。
元米連邦準備理事会(FRB)副議長のクラリダ氏が「FRBが2024年まで利下げを開始する可能性は低い」などと発言したこともあり、米10年債利回りは3.73%台まで上昇した。なお、同氏は債券運用残高では世界最大級のアクティブ運用会社であるピムコのグローバル経済アドバイザーに就いている。
・ユーロドルは頭が重かった。アジア時間に一時1.0733ドルと日通し高値を付けたものの、欧州市場に入ると徐々に弱含んだ。欧州中央銀行(ECB)の調査で消費者のインフレ期待が低下したことが分かるとユーロ売りが出たほか、米長期金利の上昇に伴うドル買いが入った。このところドイツの景況悪化を示唆する経済指標が続いており、ユーロの上値を抑えた面もある。22時前には一時1.0667ドルと日通し安値を付けた。
ただ、1日の安値1.0662ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが入り1.0698ドル付近まで下げ渋った。ECBの利上げ継続観測が引き続き根強いことも相場を下支えした。
・ユーロ円は大きな方向感は出なかった。18時30分前に一時148.83円と日通し安値を付けたものの、24時過ぎには149.48円付近まで下げ渋った。そのあとは149.20円付近まで再び弱含んだ。
・ロンドン株式相場は反発。原油先物相場の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株に売りが先行すると指数は下落して始まった。ただ、HSBCやバークレイズなど金融株が買われると徐々に下値を切り上げ、終盤上げに転じた。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株も買われた。
・フランクフルト株式相場は小反発。4月独製造業新規受注が予想を下回ったことで独景気見通しに対する警戒感が高まり売りが出たものの、引けにかけて上げに転じた。個別ではザルトリウス(2.85%高)やMTUエアロ・エンジンズ(1.65%高)、ボノビア(1.61%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBの調査で消費者のインフレ期待が低下したことを受けて、債券買いが入った。
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ドル・円相場:1ドル=139.71円(6日15時時点比△0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=149.29円(▲0.31円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0686ドル(▲0.0039ドル)
FTSE100種総合株価指数:7628.10(前営業日比△28.11)
ドイツ株式指数(DAX):15992.44(△28.55)
10年物英国債利回り:4.207%(▲0.001%)
10年物独国債利回り:2.372%(▲0.009%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
4月独製造業新規受注
前月比 ▲0.4% ▲10.9%・改
前年比 ▲9.9% ▲11.2%・改
5月英建設業購買担当者景気指数(PMI) 51.6 51.1
4月ユーロ圏小売売上高
前月比 0.0% ▲0.4%・改
前年比 ▲2.6% ▲3.3%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。日本時間夕刻に一時139.10円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。日経平均先物の上昇につれた買いが入ったほか、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て、24時前に一時139.99円と日通し高値を付けた。ただ、節目の140.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため、1時過ぎには139.58円付近まで押し戻された。
元米連邦準備理事会(FRB)副議長のクラリダ氏が「FRBが2024年まで利下げを開始する可能性は低い」などと発言したこともあり、米10年債利回りは3.73%台まで上昇した。なお、同氏は債券運用残高では世界最大級のアクティブ運用会社であるピムコのグローバル経済アドバイザーに就いている。
・ユーロドルは頭が重かった。アジア時間に一時1.0733ドルと日通し高値を付けたものの、欧州市場に入ると徐々に弱含んだ。欧州中央銀行(ECB)の調査で消費者のインフレ期待が低下したことが分かるとユーロ売りが出たほか、米長期金利の上昇に伴うドル買いが入った。このところドイツの景況悪化を示唆する経済指標が続いており、ユーロの上値を抑えた面もある。22時前には一時1.0667ドルと日通し安値を付けた。
ただ、1日の安値1.0662ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが入り1.0698ドル付近まで下げ渋った。ECBの利上げ継続観測が引き続き根強いことも相場を下支えした。
・ユーロ円は大きな方向感は出なかった。18時30分前に一時148.83円と日通し安値を付けたものの、24時過ぎには149.48円付近まで下げ渋った。そのあとは149.20円付近まで再び弱含んだ。
・ロンドン株式相場は反発。原油先物相場の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株に売りが先行すると指数は下落して始まった。ただ、HSBCやバークレイズなど金融株が買われると徐々に下値を切り上げ、終盤上げに転じた。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株も買われた。
・フランクフルト株式相場は小反発。4月独製造業新規受注が予想を下回ったことで独景気見通しに対する警戒感が高まり売りが出たものの、引けにかけて上げに転じた。個別ではザルトリウス(2.85%高)やMTUエアロ・エンジンズ(1.65%高)、ボノビア(1.61%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBの調査で消費者のインフレ期待が低下したことを受けて、債券買いが入った。
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DZH Finacial Research
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