米国の主要株価指数見通し(CFD)「US30は小幅に続伸、US100とUS500はマイナスで推移」(2023年6月8日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月7日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
  • US30(米国ウォールストリート株価指数30):33672.5(+99.5)<+0.30%>
  • US100(米国100株価指数):14301.2(-274.4)<-1.88%>
  • US500(米国500株価指数):4270.6(-17.3)<-0.40%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

6月7日の米国株は、景気の底堅さが意識される中、US30は小幅に続伸しましたが、US100やUS500は下落に転じました。
カナダ銀行が主要政策金利を0.25ポイント引き上げると発表したことを受け、市場には景気が良いという認識が広まり、景気動向に連動しやすい資本財や金融セクターの銘柄が買われました。
その一方、カナダ銀行の政策金利引き上げ発表の影響でFRBも追加利上げを行う可能性が意識され、米長期金利が上昇。
それを受け、金利が上昇する局面で売られやすいハイテク株が値下がりしました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月8日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月8日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

フィボナッチの引かれた直近の上昇トレンドで、23.6%水準から反発した局面。
同ラインが押し目となって反発上昇しています。
平均足は陽連し、その上をローソク足が推移しており、買い優勢を示唆しています。
目先は、直近高値を上抜けるかどうかがポイントです。

<1時間足チャート分析>

大きく上昇した流れが下落に変わり、再び上昇に転じた状況です。
平均足は陽連していますが、ローソク足と絡んでおり、勢いが強いとは言えません。
ただし、中期のレジスタンスラインを上抜けしたことから、上昇が優位です。
直近高値を越えられるか、抜けてきたレジスタンスラインを押し目にできるかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月8日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月8日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

大局は上昇トレンドで、平均足は陽連中。
その上をローソク足が推移しており、安定した値動きでしたが、直近高値の更新に失敗し、長い陰線をつけて引けました。
変則的ではありますが、毛抜き天井の形を作り、これは売り圧力を示唆しています。
目先は、フィボナッチの23.6%水準と平均足が重なる水準で踏みとどまれるかどうかです。

<1時間足チャート分析>

昨日は三尊天井を作ろうとしていましたが、それは崩れました。
しかし、ダブルトップの形を形成して一気に下落しており、ネックラインと高値の値幅分を、ネックラインから下げた教科書通りの展開です。
平均足は陰連し、実体も下ヒゲも長く、下落の勢いが強いことを表しています。
4時間足で見ると、少し下に直近安値を確認でき、ここが目先のチェックポイントとなります。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月8日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月8日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月8日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

直近高値に頭を抑えられた形で、上ヒゲを残して陰線で引けました。
US100と同様に、変則的ではありますが、毛抜き天井の形といえます。
これは下位時間軸ではダブルトップを作っている形で、直近の上昇波動に引かれたフィボナッチの23.6%水準が押し目の目安となります。
US100は同じような形から大きく下落したので警戒が必要です。

<1時間足チャート分析>

陰転と陽転を繰り返す平均足にローソク足が絡み、高値圏でもみ合いながらダブルトップを作ろうとしています。
現在は上下にヒゲを伸ばした平均足の下にローソク足が抜け出ている状況です。
ダブルトップのネックラインは、中期のサポートラインが重なる水準で、ここを下抜けると長期レジスタンスラインまで進む展開が視野に入ります。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング

世界の株価指数騰落率ランキング
(画像は2023年6月8日6時40分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
米国の主要株価指数の1つであるUS2000(ラッセル2000)が1位で、前週比の騰落率は+3.43%、値幅は+62.875となっています。
その他の米国株価指数ではUS30が4位、US500が6位にランクインしていますが、いずれもマイナス推移で、US100はランク外です。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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