中国株サマリー(8日)

市場概況
続伸で3200ポイント回復、後場にプラス圏

 8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.50%高の3213.59ポイントだった。深セン成分指数は0.13%高の10722.87ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8595億1800万元だった。

 上海総合指数は、前場は前日終値付近でもみ合ったが、後場に入って上げ幅を拡大し、心理的節目の3200ポイントを回復してこの日の取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えて米国の金融引き締めが長期化するとの見方や、中国の景気減速に対する警戒感が相場の重しとなった。一方、中国金融監督管理総局の李雲沢局長がきょう開幕した陸家嘴金融フォーラムで講演し、金融システム不安を発生させないと自信を示したほか、中国経済は長期的に成長するとし、引き続き世界経済の成長エンジンであり続けると発言したことなどが投資家心理を強気に傾けた。セクター別では、エンジニアリングサービスや銀行、不動産開発などが買われた半面、教育や文化・メディア、半導体などが売られた。

 A株市場では、追加金融緩和や不動産購入支援策への期待から招商局蛇口工業区控股(001979)や保利発展控股集団(600048)、万科企業(000002)など不動産株が買われたほか、三一重工(600031)や中国鉄建(601186)、春秋航空(601021)などの上昇も目立った。半面、奥飛娯楽(002292)や中公教育科技(002607)、三安光電(600703)、用友網絡科技(600588)などが売られた。

 上海B株指数は0.30%高の275.13ポイント、深センB株指数は0.50%高の1123.37ポイント。

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