先週金曜日(2023年6月9日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.166(-0.05)<-2.26%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
天然ガス相場は続落。
8日(木)までは風力発電の不調や暖かい天候見通しを受けて上昇基調だったものの、9日(金)に天気予報が変わり、それまでの予報に比べるとやや涼しくなる見通しとなりました。
これを受けて天然ガスの冷房需要剥落が連想され、売りが先行する展開となりました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年6月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週の天然ガスは上昇基調だったにもかかわらず平均足は陰連となっており、9日(金)にフィボナッチの38.2%を超えられずに反落しました。
現在値は23.6%付近に位置しており、このラインを下回る場合は全戻し水準までの下落が想定されます。
とはいえ、中長期的には下落トレンドが継続しており、直近は底値圏で大きく上下動しています。
<1時間足チャート分析>
高値圏で三尊天井を作っていましたが、12日(月)は窓が開いてスタートし、始値は平均足の上に位置しています。
窓を埋めて三尊天井となるかどうかに注目です。
なお、平均足は陰転しています。
2.14ドル周辺と2.00ドル付近にサポートラインを確認できるため、今後も下落する展開になる場合はこの水準が目標値になりそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基増加しましたが、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から2基減少して135基となり、今年5月以降の減少が続いています。
2022年末以降、原油と天然ガスのリグ数は減少傾向にあります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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