先週金曜日（2023年6月9日）のユーロ円動向振り返り
9日（金）のユーロ円は往って来いの展開となりました。
日中は、日経平均株価の株高と歩調を合わせる形で上昇しました。
しかし、夕刻に欧州各国の株価指数下落を受けて反落すると、カナダ雇用統計の悪化や米長期債利回り低下を受けてさらに円高が進行しました。
その後、米長期債利回りの回復を受けて再び上昇するも反落し、そのまま1日の取引を終えました。
本日（2023年6月12日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年6月12日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、特に厚い買い注文が150円付近に入っています。
この水準にはレジスタンスラインがあり、このラインの上抜けが意識されている可能性があります。
また、150円未満で断続的な買い注文を確認できます。
一方、厚い売り注文が149円半ばに集まっています。
この水準は直近安値付近であり、安値の下抜けに注目が集まっていると想定できます。
また、150円を超える水準でも売り注文が厚くなっており、直近の高値付近での取引を意図している模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年6月12日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と正の相関があったのはドル円でした。
また、ユーロドルとも弱い正の相関となりましたが、ポンド円や豪ドル円との相関は見られませんでした。
また、逆相関となっているのはポンドドルと豪ドル米ドルでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年6月12日7時のもの）
直近で最も強い通貨はニュージーランドドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は9日（金）17時ごろまで徐々に弱さを拡大し、それ以降は弱い水準を維持して推移しました。
ユーロはプラス圏で推移していましたが15時ごろにマイナスに転じ、さらに下落幅を広げる展開になりました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
6月13日（火）15:00 （ドイツ）5月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前年同月比・前月比）
6月13日（火）18:00 （ドイツ）6月ＺＥＷ景況感調査（期待指数）
6月13日（火）18:00 （ユーロ）6月ＺＥＷ景況感調査
6月13日（火）21:30 （米国）5月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比・前月比）
6月13日（火）21:30 （米国）5月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比・前月比）
6月14日（水）15:00 （英国）4月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
6月14日（水）18:00 （ユーロ）4月鉱工業生産（前年同月比・前月比）
6月14日（水）27:00 （米国）米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、終了後政策金利発表
6月14日（水）27:30 （米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、定例記者会見
6月15日（木）（日本）日銀・金融政策決定会合（１日目）
6月15日（木）7:45 （ニュージーランド）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前年同期比・前期比）
6月15日（木）8:50 （日本）4月機械受注（前年同月比・前月比）
6月15日（木）8:50 （日本）5月貿易統計（通関ベース、季調前・季調済）
6月15日（木）21:15 （ユーロ）欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策金利
6月15日（木）21:30 （米国）5月小売売上高（前月比）
6月15日（木）21:30 （米国）5月小売売上高（除自動車）（前月比）
6月15日（木）21:45 （ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、定例記者会見
6月15日（木）25:00 （ロシア）1-3月期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年比）
6月16日（金）時刻未定 （日本）日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
6月16日（金）15:30 （日本）植田和男日銀総裁、定例記者会見
6月16日（金）18:00 （ユーロ）5月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、改定値）（前年同月比）
6月16日（金）18:00 （ユーロ）5月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、改定値）（前年同月比）
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名：OANDA証券株式会社
所在地：東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会：一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号：第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先：お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
