香港株サマリー(14日)

市場概況
6日ぶり反落、銀行株に売り FOMC結果公表前に様子見も

 14日の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日ぶりに反落。終値は前日比0.58%安の19408.42ポイントだった。中国企業指数は0.63%安の6576.79ポイント。メインボードの売買代金は概算で931億2000万HKドルだった。

 ハンセン指数は小高く寄り付き、中国人民銀行(中央銀行)が近く利下げするとの期待から序盤に上げ幅を拡大。ただ、相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(大引け時点で19572.87ポイント)を超えると利益確定売りに押され、前場はマイナス圏に沈んで終えた。銀行の利ざや縮小や人民元安のリスクが意識されたもよう。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や中国の5月の主要経済指標の発表を15日に控えて様子見ムードも強く、後場にじりじりと下げ幅を広げた。セクター別では金融やコングロマリット、公共事業が下げ、素材と一般消費財が上げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、銀行株の招商銀行(03968)、中国工商銀行(01398)、中国銀行(03988)、中国建設銀行(00939)、保険株の中国平安保険(02318)がそろって売られ、相場の重荷だった。前日高かったトリップ・ドットコム(09961)と碧桂園服務(06098)は大幅に下落。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(00762)は続落した。一方、電動工具の創科実業(00669)が大幅に続伸した。金鉱大手の紫金鉱業集団(02899)とオンラインゲームのネットイース(09999)も高い。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.36%高の4052.69ポイントと4営業日続伸。電気自動車メーカーの理想汽車(02015)と蔚来集団(09866)、万国数拠(09698)が高い。スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(02018)も買われた。半面、顔認証技術のセンスタイム(00020)、スマホ部品・組み立て受託のBYDエレクトロニック(00285)が売られた。

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