昨日(2023年6月14日)のドル円動向振り返り
ドル円は大きく円高に振れた後に急反発の展開となりました。
FOMC(米連邦公開市場委員会)での政策金利据え置き予想を受け、日中のドル円はやや円高気味に推移しました。
米PPI(卸売物価指数)で市場予想よりも低い数値が発表されると、円高に拍車がかかってドル売りが進みました。
その後、FOMCは予想通り政策金利を据え置きましたが、2023年末の政策金利予想で年内2回の金利引き上げを示唆しました。
これを受けて市場はドル買いで反応し、昨日の始値と同水準まで戻しました。
本日(2023年6月15日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月15日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚めの買い注文が139円前後に集中しています。
この周辺はレンジ相場の底値付近であり、サポートラインが意識されている可能性があります。
また、139円台前半にも厚い買い注文を確認でき、この付近は直近安値の水準になっています。
その一方、厚めの売り注文が140円台後半を中心に確認できます。
レジスタンスラインを意識した注文だと想定できます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月15日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関が強かった通貨ペアはありませんでした。
また、逆相関が強かったのはユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルでした。
豪ドル円とも逆相関であり、ポンド円とは弱い逆相関が見られました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月15日7時のもの)
直近で最も強い通貨はニュージーランドドル、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はおおむねゼロ付近で推移しましたが、米FOMCの政策金利発表付近でトレンドが変わり、マイナス幅を広げました。
米ドルは夕刻から大きく下落する展開となりました。
米FOMCの政策金利発表を受けて急反発しましたが、プラス圏に浮上することはありませんでした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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