昨日(2023年6月14日)のユーロ円動向振り返り
今週のユーロ円は円安トレンドであり、昨日もユーロ買い円売りとなりました。
ドイツPPI(卸売物価指数)がマイナスとなり、ユーロ圏鉱工業生産は前年同月比で市場予想よりも低水準でした。
しかし、ユーロ円の反応は乏しく、狭いレンジでの推移となりました。
米FOMC(連邦公開市場委員会)が政策金利据え置きを発表すると、政策金利引き上げが見込まれるユーロの先高感が台頭し、円安傾向が強まりました。
本日(2023年6月15日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月15日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、広い価格帯に厚い買い注文が入っている様子が分かります。
特に注文が多いのは149円台半ばと148円台後半であり、この水準でサポートラインを確認できます。
一方、売り注文は151円付近で確認でき、他の価格帯と比べて特に注文数量が多くなっています。
151円付近は直近安値であり、これが意識されている可能性があります。
また、現在値の上部に厚い売り注文を確認できます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月15日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関が強かったのはポンド円でした。
また、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルとも相関関係を確認できます。
豪ドル米ドルとは弱い相関関係でした。
その一方、逆相関となった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月15日7時のもの)
直近で最も強い通貨はニュージーランドドル、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はおおむねゼロ付近で推移しましたが、米FOMCの政策金利発表付近を境にトレンドが変わり、マイナス幅を広げました。
ユーロはゼロをわずかに下回る水準で安定的に推移し、終盤にかけてややプラス圏まで上昇しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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