ユーロ円見通し(為替/FX)「ユーロ/円は急伸。買い注文・売り注文ともに153円台に集まる」(2023年6月16日)

FXレポート

昨日(2023年6月15日)のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は急伸。
ECB(欧州中央銀行)の政策金利発表を控え、大きく円安に振れました。
市場予想は政策金利の引き上げであり、日本の金融緩和政策維持で金利差が意識されました。
また、米国が利上げを見送ったことによりユーロの金利先高観が際立ったことも、円安の理由として考えられます。
ECBは市場予想通り政策金利を引き上げました。
その後、ラガルドECB総裁が政策金利のさらなる引き上げを示唆したため、ユーロ買い円売りの動きが継続しました。

本日(2023年6月16日)のユーロ円チャートテクニカル分析

本日(2023年6月16日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月16日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、148円付近に厚めの買い注文があり、サポートラインが意識されている可能性があります。
また、特に厚い買い注文が153円後半にあります。
現在値よりも高い水準であり、高値更新を狙っている可能性があります。

一方、売り注文は153円台半ばで特に多くなっています。
これは現在値付近であり、急激に上昇してきたユーロ円の戻りを狙っているのかもしれません。
全般的に、売り注文よりも買い注文が目立っています。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年6月16日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関が強かったのはポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルでした。
ドル円以外は全て強い相関関係になっています。
一方、ドル円とは相関関係が見られませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年6月16日7時のもの)

直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨は円です。
円は午前中から弱くなる展開でした。
午後になるとマイナス拡大の動きはいったん止まりましたが、日付が変わったあたりから再び下落しました。
ユーロは堅調に推移し、ECBによる政策金利発表時刻付近で大きく上に跳ねる場面も見られました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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