WTI原油見通し「材料に乏しく、落ち着いた値動きで推移」(2023年6月16日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月15日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:70.606(+1.916)<+2.79%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反発しました。
昨日は原油をめぐる指標発表や要人発言等が乏しく、世界的な景気の先行き懸念やサウジアラビアの減産を反映した動きはひとまず落ち着いた模様です。
昨日は天然ガスなど各種エネルギー価格が上昇しており、原油もこのトレンドに沿った動きとなりました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月16日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月16日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

フィボナッチの引かれた下落波動のレンジを大きく上下している状況で、大陽線をつけて引けました。
現在は平均足が陰連し、ローソク足は平均足の下を推移しており、売りの勢いが優勢です。
ただし、ローソク足にいくつもの下ヒゲが伸びていることから、下値は底堅いと考えられます。

<1時間足チャート分析>

平均足が陽連し、その上をローソク足が推移していることから、上昇トレンドに入っていると考えられます。
現在は、長期レジスタンスラインやサポートラインが重なる直近高値を更新したところで、長い上ヒゲをつけて下落している状況です。
目先は、上抜けしたレジスタンスラインでサポートされるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

2023年6月9日の原油のリグ稼働数は556基で、2023年1月の600基台から約50基ほど減少しています。
WTI原油価格は60ドル台後半〜70ドル台で推移しており、材料待ちの状態だと考えられます。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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