昨日(2023年6月15日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34364.0( +382.0)<+1.12%>
US100(米国100株価指数):15189.8(+135.2)<+0.90%>
US500(米国500株価指数):4425.4(+41.8)<+ 0.95%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月15日の米国株は、利上げが長期化することへの懸念が後退する中で、高値を更新していく動きになりました。
そして、インフレの圧力が緩和されたことを示す米国の経済指標がプラス材料と解釈され、2023年中に利上げが行われる懸念が緩和されました。
個別に経済指標を見ていくと、5月の小売売上高が予想を大幅に上回り、個人消費の底堅さを感じさせました。
ただ、新規失業保険申請件数は予想より多く、労働市場の需給が緩和しているとの見方が広がりました。
全体として幅広い業種の銘柄が買われ、特に経済指標の結果から米国の長期金利が低下したことで、ハイテク株に買いが入りやすい展開でした。
個別株では、アップルが1.1%、マイクロソフトが3.2%の上昇となり、それぞれ2021年11月の過去最高値を更新しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日は、直近の高値を大きく上に抜け、その後の戻りも限定的で高値より上で引ける上昇となりました。
ローソク足は実体部分が長い陽線であるため、上昇の勢いを示唆。
平均足は陽連中、ローソク足が平均足よりずっと上で推移しているため、大局は変わらず上昇トレンドと見られます。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスライン付近から反転して、一気に上昇しました。
途中のレジスタンスラインにはほぼ阻まれず、ヒゲが短く実体が長い陽線が数本続いているため、上昇のスピードは相当のものだったといえます。
最終的に陰線が2連続して引けているものの、平均足の出現パターンから見ても、上昇トレンド継続と考えられます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は6連騰で4日連続で高値を更新、平均足に触れることなくその上を推移していることから、上昇トレンド継続と考えられます。
前々日、前日とそれなりに長い下ヒゲが伸びている陽線であることから、一度下がってからでも再度上昇していく値動きが見て取れます。
陽連している平均足の実体部分が長い点も押さえておきましょう。
<1時間足チャート分析>
前日の1時間足は、一時的に下押しするものの、そこから一気の上昇で短期のサポートライン、短期のレジスタンスライン、中期のレジスタンスラインをまとめて上にブレイクしました。
一時的に陰転した平均足も陽転し、上昇トレンドへ回帰したと考えられます。
既にブレイクしている目先の中期レジスタンスラインと、レートがどう関わるかに注目です。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
日足では6連騰、連日で前日高値を更新しています。
ローソク足が平均足と絡むことなくその上を推移しており、平均足自体も陽線が連続で立ち並び、実体が長くヒゲも上方向に伸びています。
また、ここ最近の値動きは、ローソク足の実体、ヒゲともに長い傾向があり、ボラティリティの上昇を示しています。
<1時間足チャート分析>
平均足は陰転していましたが、前日の急上昇で再び陽線に戻りました。
上昇していく過程で中期のレジスタンスライン付近で一度は反転しましたが、すぐに上に抜けていく動きとなりました。
平均足とローソク足の位置関係から見ても上昇トレンドを示していますが、乖離も大きくなってきています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年6月16日7時30分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1位に躍り出たのはUS100で、前週比の値幅は+635.4、騰落率は+4.37%となりました。
米国株価指数で見ると、US500が5位にランクインしており、前週比の値幅は+123.2、騰落率は+2.86%でした。
また、中国、日本、香港、シンガポールの株価指数が上位にランクインしており、東アジア圏の株高傾向が見て取れます。
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OANDA Lab編集部
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