天然ガス見通し「5日続伸。直近高値を更新できるか」(2023年6月19日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年6月16日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.548(+0.066)<+2.66%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

NATGASは5日続伸しました。
米国南部、特にテキサス州で平年より高い気温となっており、冷房目的での天然ガス需要が増大すると見込まれています。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による天然ガスの投機的ネットポジションが公開され、およそ123,000の売り越しとなりました。
高水準の売りが続いているものの徐々にマイナス幅が縮小傾向にあり、中長期的に価格の下支え要因になるかもしれません。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年6月19日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年6月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

2日連続で長い陽線を作りました。
当記事執筆時点で高値は更新できていないものの、同水準に迫っています。
先日までは、平均足が示す方向性とローソク足の推移が逆行する展開が続いていました。
しかし、現在は陽連する平均足の上にローソク足が抜け出した形です。目先は、直近高値を更新できるかどうかに注目です。

<1時間足チャート分析>

もみ合いの展開を抜けてから、明確な上昇トレンドが発生しています。
直近では、ローソク足が平均足を下回る局面もありましたが、押し目となって平均足の上で推移しています。
再び下落する場合は、2.4ドル台後半にやや強いサポートラインがあり、ここが目途になると想定できます。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で4基減少し、減少トレンドが継続しています。
一方、天然ガスは前週から5基減少して130基となり、直近1か月で最も大きな減少数になりました。
2022年末以降、原油と天然ガスのリグ数は減少傾向にあります。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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