市場概況
(23日終値:24日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=143.72円(23日15時時点比△0.31円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.58円(▲0.21円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0894ドル(▲0.0038ドル)
FTSE100種総合株価指数:7461.87(前営業日比▲40.16)
ドイツ株式指数(DAX):15829.94(▲158.22)
10年物英国債利回り:4.320%(▲0.047%)
10年物独国債利回り:2.353%(▲0.141%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
5月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.3% 0.5%
前年比 ▲2.1% ▲3.4%・改
5月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.1% 0.7%・改
前年比 ▲1.7% ▲3.0%・改
6月仏製造業PMI速報値 45.5 45.7
6月仏サービス部門PMI速報値 48.0 52.5
6月独製造業PMI速報値 41.0 43.2
6月独サービス部門PMI速報値 54.1 57.2
6月ユーロ圏製造業PMI速報値 43.6 44.8
6月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 52.4 55.1
6月英製造業PMI速報値 46.2 47.1
6月英サービス部門PMI速報値 53.7 55.2
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。米10年債利回りが3.68%台まで低下したことなどを受けて円買い・ドル売りが先行。ボスティック米アトランタ連銀総裁が年内の利上げ見送りを支持したことも相場の重しとなり、一時142.72円と日通し安値を付けた。
ただ、下押しは限定的だった。前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長に続き、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「今年あと2回の利上げは非常に妥当な予測」などと発言すると一転円売り・ドル買いが優勢に。米10年債利回りが3.75%台まで低下幅を縮めたことも相場を下支えし、一時143.87円と昨年11月以来7カ月ぶりの高値を更新した。市場では「世界の主要な中央銀行の中で日銀が大規模な金融緩和を続けていることが一段と際立っており、投資家は円を売る姿勢を強めている」との声が聞かれた。
・ユーロドルは下げ渋り。仏や独、ユーロ圏の6月購買担当者景気指数(PMI)速報値が総じて市場予想を下回ると、ユーロ圏景気への懸念が強まりユーロ売りが先行した。18時過ぎに一時1.0845ドルと日通し安値を更新した。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ユーロ豪ドルなど一部ユーロクロスの上昇も支えに1.09ドル台前半まで持ち直す場面があった。
・ユーロ円は下値が堅かった。低調なユーロ圏PMIをきっかけに売りが先行すると一時155.06円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり156.65円付近まで持ち直した。利上げ姿勢を崩さない欧米と大規模な金融緩和を続ける日本との金融政策の違いが際立つ中、全般円売りが進んだ流れに沿った。
なお、スイスフラン円は一時160.26円と連日で史上最高値を更新した。
・ロンドン株式相場は5日続落。アジア株安の流れを引き継ぎ、全般売りが先行。欧米の金融引き締め継続への警戒感も相場の重し。6月英製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも投資家心理の悪化につながった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は5日続落。アジア株安の流れを引き継ぎ、全般売りが先行。欧米の金融引き締め継続への警戒感も相場の重し。6月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも嫌気された。個別ではシーメンス・エナジー(37.34%安)やコメルツ銀行(5.92%安)、インフィニオン・テクノロジーズ(3.85%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。ユーロ圏の景気減速懸念に加えて、株安が相対的に安全資産とされる独国債の買いを誘った。
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ドル・円相場:1ドル=143.72円(23日15時時点比△0.31円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.58円(▲0.21円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0894ドル(▲0.0038ドル)
FTSE100種総合株価指数:7461.87(前営業日比▲40.16)
ドイツ株式指数(DAX):15829.94(▲158.22)
10年物英国債利回り:4.320%(▲0.047%)
10年物独国債利回り:2.353%(▲0.141%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
5月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.3% 0.5%
前年比 ▲2.1% ▲3.4%・改
5月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.1% 0.7%・改
前年比 ▲1.7% ▲3.0%・改
6月仏製造業PMI速報値 45.5 45.7
6月仏サービス部門PMI速報値 48.0 52.5
6月独製造業PMI速報値 41.0 43.2
6月独サービス部門PMI速報値 54.1 57.2
6月ユーロ圏製造業PMI速報値 43.6 44.8
6月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 52.4 55.1
6月英製造業PMI速報値 46.2 47.1
6月英サービス部門PMI速報値 53.7 55.2
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。米10年債利回りが3.68%台まで低下したことなどを受けて円買い・ドル売りが先行。ボスティック米アトランタ連銀総裁が年内の利上げ見送りを支持したことも相場の重しとなり、一時142.72円と日通し安値を付けた。
ただ、下押しは限定的だった。前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長に続き、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「今年あと2回の利上げは非常に妥当な予測」などと発言すると一転円売り・ドル買いが優勢に。米10年債利回りが3.75%台まで低下幅を縮めたことも相場を下支えし、一時143.87円と昨年11月以来7カ月ぶりの高値を更新した。市場では「世界の主要な中央銀行の中で日銀が大規模な金融緩和を続けていることが一段と際立っており、投資家は円を売る姿勢を強めている」との声が聞かれた。
・ユーロドルは下げ渋り。仏や独、ユーロ圏の6月購買担当者景気指数(PMI)速報値が総じて市場予想を下回ると、ユーロ圏景気への懸念が強まりユーロ売りが先行した。18時過ぎに一時1.0845ドルと日通し安値を更新した。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ユーロ豪ドルなど一部ユーロクロスの上昇も支えに1.09ドル台前半まで持ち直す場面があった。
・ユーロ円は下値が堅かった。低調なユーロ圏PMIをきっかけに売りが先行すると一時155.06円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり156.65円付近まで持ち直した。利上げ姿勢を崩さない欧米と大規模な金融緩和を続ける日本との金融政策の違いが際立つ中、全般円売りが進んだ流れに沿った。
なお、スイスフラン円は一時160.26円と連日で史上最高値を更新した。
・ロンドン株式相場は5日続落。アジア株安の流れを引き継ぎ、全般売りが先行。欧米の金融引き締め継続への警戒感も相場の重し。6月英製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも投資家心理の悪化につながった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は5日続落。アジア株安の流れを引き継ぎ、全般売りが先行。欧米の金融引き締め継続への警戒感も相場の重し。6月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも嫌気された。個別ではシーメンス・エナジー(37.34%安)やコメルツ銀行(5.92%安)、インフィニオン・テクノロジーズ(3.85%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。ユーロ圏の景気減速懸念に加えて、株安が相対的に安全資産とされる独国債の買いを誘った。
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DZH Finacial Research
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