昨日(2023年6月27日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:67.893(-1.523)<-2.19%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは反落しました。
ロシアでのワグネルの反乱が原油生産に影響ないことが分かり、原油価格を押し上げる材料に乏しい状況となりました。
その一方、中国の景気減速や欧米諸国の政策金利引き上げ継続が懸念され、原油価格上昇の足かせになっています。
さらに、ECB(欧州中央銀行)のラガルド総裁がユーロ圏の物価高に警戒感を示し、政策金利をさらに引き上げる意向を示しました。
これを受けて、USOIL価格は下落しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年6月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月28日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大局は、フィボナッチの引かれた下落波動の高値と安値の間で価格が動いています。
ローソク足は上昇転換を示唆する寄引同時線のトンボを作ったものの、陰線が連続しています。
平均足も陰連し、ローソク足が平均足の下に位置していることから、売りの勢いが強いと考えられます。
ただし、ローソク足は下ヒゲをつけており、下値は堅い状態です。
目先は、何度も跳ね返されている水準でサポートされるか、明確に下抜けするかに注目です。
<1時間足チャート分析>
中期レジスタンスラインと中期サポートラインの間で推移していましたが、レジスタンスラインで頭を押さえられた後、大陰線をつけて大きく下落。
下限だったサポートラインを下抜けしました。
平均足は陰連し、ローソク足が平均足の下に位置していることから、売りの勢いが強いと考えられます。
下には長期サポートラインがあり、このサポートラインでの攻防に注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米国の原油リグ稼働数は減少傾向が続いています。
6月23日は546基で、前週の6月16日の552基よりも6基減少しました。
WTI原油価格は2023年4月に80ドル台をつけて以降は、60ドル台〜70ドル台でのもみ合いが続いています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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