米国の主要株価指数見通し(米国株式市場ニュース):経済指標からも米国景気の堅調さが読み取れた(2023年6月28日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月27日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):33935.0(+177.0)<+0.52%>
    US100(米国100株価指数):14942.2(+223.8)<+1.52%>
    US500(米国500株価指数):4379.6(+41.6)< +0.96%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

6月27日の日本時間夜に発表された米国の耐久財受注、新築住宅販売、コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数は、どれも事前の予想より良い結果になり、米国の景気が安定して良いことが確認されました。
依然としてインフレ抑制のための利上げ期間が長期化する懸念はあるものの、利上げが年内のあと1回で終わる可能性もあり、強い経済指標に引っ張られての米株上昇となりました。

本日6月28日に予定されているパウエルFRB議長の発言と、6月30日に発表が予定されている個人消費支出(PCE)物価指数に注目が集まっています。

個別で見ていくと、インテルが2.3%の上昇、ホーム・デポとボーイングがそれぞれ1.9%の上昇。
マイクロソフトが1.8%の上昇、ナイキが1.7%の上昇、キャタピラーが1.6%の上昇、アップルが1.5%の上昇、シスコシステムズが1.3%の上昇となっています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月28日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日は一度下げたところからの大幅な反発となり、ローソク足の先端は再び平均足の範囲内に入り込みました。
平均足は実体部が短く、上下にヒゲが長い形状で、陽線継続とはいえトレンドの勢いが低下していることを示唆しています。
一連の下落に対するフィボナッチ38.2%付近に滞在しており、ここが戻り目になるかが注目されます。

<1時間足チャート分析>

長い陽線が連続して出現する強い上昇の動きがあり、ローソク足は完全に平均足の上に飛び出しました。
また、平均足は陽線に転換しており、上昇トレンドへの回帰と見ることができそうです。
また、この上昇で中期と短期のレジスタンスラインをまとめて突破していることも読み取れます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月28日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

一時的に平均足を下に突き抜けていたローソク足ですが、前日の大きな上昇で再び平均足の水準に入り込むような形になりました。
平均足はいまだ陽連しているため、上昇トレンドが継続していると考えられます。
またこの反発は、フィボナッチの23.6%付近が押し目となりました。

<1時間足チャート分析>

平均足の色を見ると一目瞭然で、陰線から陽線へと綺麗に転換しています。
その際にローソク足は平均足を追い抜いて、それより上での推移となっており、上昇トレンドへの転換と考えられます。
ただ前日の上昇は、中期のレジスタンスラインで頭を押さえられており、ここを目指していくかに注目が集まります。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月28日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月28日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月28日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日は長い陽線で引けたため、ローソク足の先端は平均足の実体部分を上に抜けました。
平均足はずっと陽連中であるため、一時的に押したものの反発し、上昇トレンドが継続していると考えられます。
平均足の上でローソク足が推移する位置関係を保てるか、それとも割り込むかで、トレンドの判断ができそうです。

<1時間足チャート分析>

短期、次いで中期のレジスタンスラインを一気に上に抜ける上昇の動きとなり、その際にローソク足が平均足より上を推移する位置関係が構築されました。
この間に平均足も陽転し、さらに実体部もどんどん長くなっているため、明確な上昇トレンドに移行したと考えられます。
一度突破した中期のレジスタンスラインが、サポートになる可能性もあります。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年6月28日7時40分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
トップ10は全て上昇と世界的な株高になっており、圧倒的な上げ幅だったHK50が1位になりました。
米国株価指数で見ると、US2000が2位、US30が7位、US500が8位にランクインしています。

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