東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、急落

市場概況
 28日の東京外国為替市場で豪ドルは急落。対ドルで6日以来、3週間ぶり以上の安値0.6619ドルまで売られた。対円でも15日以来、約2週間ぶりの安値95.16円まで下落。5月豪消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想の+6.1%や4月の+6.8%を大幅に下回る+5.6%になったことが売りに拍車を掛けた。豪3年債利回りは発表前の3.91%近辺から3.85%台まで急低下した。

 ドル円は下げ渋り。12時時点では143.92円とニューヨーク市場の終値(144.07円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。基準値が前日比でややドル高・元安となった人民元などに対しドルが強含み始めた。加えて弱い豪CPIを受けて下落した豪ドルに対するドル買いも支援となり、ドル円は144.05円前後と朝方からの下落幅をおおむね帳消しにする戻りを見せた。

 ユーロドルはやや重い。12時時点では1.0949ドルとニューヨーク市場の終値(1.0961ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。対ドルでの豪ドル下落に連れ安。一時1.0942ドルまで下値を探った。ただ、ユーロ豪ドルが5月4日以来の水準1.6544豪ドルまでユーロ高・豪ドル安となったことはユーロ売りの勢いを緩和した。

 ユーロ円は下げ渋り。12時時点では157.58円とニューヨーク市場の終値(157.92円)と比べて34銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの重い動きや豪ドル円の下落が影響して157.44円まで下値を広げた。下落一巡後はドル円の円安推移もあって157.70円付近へ戻す場面もあった。

本日こまでの参考レンジ
ドル円:143.73円 - 144.08円
ユーロドル:1.0942ドル - 1.0963ドル
ユーロ円:157.44円 - 157.94円

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