昨日(2023年6月29日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.573(+0.019)<+0.74%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは反発しました。
日足チャートで直近高値から続落した後、昨日は材料待ちで横ばいの展開になりました。
米EIA(エネルギー情報局)が6月23日(金)時点の週間在庫統計を発表し、前週比で76bcf(10億立方フィート)の増加となりました。
在庫増加は価格下落要因である一方、市場予想よりも少なかったために市場参加者は買いで反応し、NATGASは急伸しました。
しかし、過去数日の下落トレンドを変えるまでには至らず、上昇幅を徐々に縮小して昨日の取引を終えました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年6月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月30日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日は陽線を形成して引けたものの、長い上ヒゲが出ており下落圧力が高いことを示しています。
フィボナッチの引かれた上昇波動の38.2%よりも手前で踏みとどまっている形です。
この位置は以前レジスタンスラインがあった付近であり、現在はサポートラインとして機能している模様です。
ここから再上昇できるかに注目です。
さらに押し目を作る場合は、38.2%や50%のラインが視野に入ります。
<1時間足チャート分析>
大局は下降トレンドです。
しかし、底値圏のサポートライン付近で停滞した後に大陽線となり、平均足は陽線に転換しました。
その後、ローソク足は再び下落に転じ、現在は平均足の下に位置しています。
ローソク足が平均足と絡み合っている状況で、方向感のなさを示唆しています。
目先は、下落後の停滞で形成したサポートラインで踏みとどまれるか、それとも再び上昇トレンドになるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は2週連続で減少しました。
6月23日(金)時点では、前週比で6基減少しており、546基となりました。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で変わらず130基となり、引き続き減少トレンドが継続しています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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