昨日(2023年7月3日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.613(-0.063)<-2.35%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは反落しました。
五大湖周辺や米中西部などで平年よりも低い気温が予報され、電力需要が減少する見込みとなりました。
これを受けて、天然ガスは窓を開けて売られる展開となりました。
また、米ISM製造業景況指数が市場予想を下回るなど、価格を反転させる経済指標に乏しく、その後も横ばいで推移しました。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月4日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日は下窓を開けてスタートした後、窓が埋まることなく実体の短い陰線を作って引けました。
ローソク足ははらみ線になっており、2本の足を合成すると長い上ヒゲが伸びた形になっています。
また、平均足は陽連しているものの下ヒゲが出始めており、上昇の勢いの衰えを示唆しています。
現在はフィボナッチの引かれた上昇波動の23.6%水準に位置しており、ここは以前のレジスタンスラインでもあります。
このため、ここで踏みとどまれるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
昨日は大きな下窓が開き、窓を埋めようと上昇したものの、長い陰線を作りながら下落した形です。
これを受けて平均足は陰転しましたが、実体は短く上下にヒゲを伸ばしていることから方向感がありません。
ローソク足を見ると、高値を切り下げつつ安値を切り上げており、三角持ち合いになっている状況です。
目先は、三角持ち合いから上下どちらに放れるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基減少して545基となり、3週連続での減少となりました。
一方、天然ガスの稼働リグ数は前週から6基減少して124基となり、こちらも減少トレンドが継続しています。
2022年末以降、原油と天然ガスのリグ数は減少傾向にあります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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