ユーロ/円見通し(為替/FXニュース):ユーロ/円はレンジ内で推移。買い方、売り方ともに158円の重要水準に注目中(2023年7月4日)

FXレポート

昨日(2023年7月3日)のユーロ円動向振り返り

ユーロ円はレンジ内で上下動しながら、徐々に上値を伸ばす展開となりました。
日欧金利差拡大傾向は市場に意識されているものの、6月下旬からレンジ相場となっており、次の材料待ちの状況が続いています。
この中、ドイツ連銀のナーゲル総裁がECBの利上げが継続する旨を発言しましたが、大きく材料視されることはなく、レンジ内での動きが継続しました。
その他、ドイツ、フランス、そしてユーロ圏でPMI(製造業購買担当者景気指数)が発表されたものの、市場予想に近かったこともあり市場の反応は乏しく、ユーロ円は小動きとなりました。

本日(2023年7月4日)のユーロ円チャートテクニカル分析

本日(2023年7月4日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月4日7時のもの。「Orderbook3」を表示)

「オーダーブック」を見ると、158円を中心とする価格帯で買い注文が特に厚くなっています。
この価格帯は現在値よりも円安で、かつレジスタンスラインよりも上にあります。
このため、上昇を予想しているトレーダーが多いと想定できます。

一方、売り注文は158円ちょうどから158円台前半で厚くなっています。
レジスタンスラインよりも円安に位置しており、これが意識されている模様です。
この価格帯では買い注文も同様に多く、買い方、売り方両方から注目されていることが分かります。
なお、156円台後半でも売り注文が厚くなっています。
この水準では相場の壁が形成されており、これが意識されている可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月4日7時のもの)

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係にあったのはポンド円と豪ドル円です。
また、ドル円やユーロドルとも相関関係を確認でき、豪ドル米ドルとは弱い相関関係になっています。
一方、逆相関の関係になっている通貨ペアはありませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月4日7時のもの)

直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨は円です。
円は時折プラスに浮上する場面も見られましたが、マイナス圏を中心に推移しました。
ユーロはゼロを挟んで安定的に推移し、日付が変わってからはプラス圏での動きに終始しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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