WTI原油見通し(市況ニュース):WTI原油は反発。直近高値を超えられるかがポイントになりそう(2023年7月5日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月4日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:70.942(+0.909)<+1.30%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反発しました。
昨日は米国が独立記念日だったため、NY原油先物市場は休場でした。
新規材料に乏しかったものの、サウジアラビアによる原油の自主減産とロシアの輸出抑制が引き続き注目され、USOILは1日を通して右肩上がりの展開になりました。
なお、日足チャートではレンジ相場が継続しており、このレンジ下限が市場の注目を集めている模様です。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年7月5日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年7月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月5日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

価格はフィボナッチの引かれた下落波動の高値と安値の間で動いています。
ローソク足は長い上ヒゲを作って反落し、下落に勢いがつきそうでしたが、平均足にタッチした後に反発。
再び陽線をつけて上昇傾向です。
目先は、直近高値での攻防に注目です。
下落する場合は、平均足での反発が意識されそうです。

<1時間足チャート分析>

ローソク足が高値圏から長い陰線をつけて平均足を下抜いたことで、下落に勢いが出そうでしたが底堅く、短いもみ合いの後に上昇して平均足を再度上抜きました。
そのまま上昇していきそうでしたが、現在は頭を押さえられた状況です。
平均足は陽連しており、ローソク足が平均足の上に位置しているため、買いの優勢を示唆しています。
ここから上昇を続けるには、直近高値の水準を明確に上抜けする必要がありそうです。
下落する場合は、平均足の下にある中期のサポートラインでサポートされるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米国の原油リグ稼働数は546基と、前週よりも6基減少しており、2023年に入ってから減少傾向が続いています。
WTI原油価格は60ドル台〜70ドル台のレンジが継続しています。
レンジを上下のどちらに抜けるにしても、材料が足りない状況です。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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