天然ガス見通し (市況ニュース) :NATGASは続落。直近高値まで回復できるか(2023年7月7日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月6日)の天然ガス動向振り返り

  • 終値:2.561(-0.015)<-0.58%>

※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

NATGASは続落しました。
米五大湖周辺などでは平年よりも低い気温が予報され、これがNATGASの下落要因となっています。
一方、テキサス州を中心とする地域は依然として高温が続くと見込まれています。
なお、米EIA(エネルギー情報局)の在庫統計発表は7月4日の米独立記念日を受けて1日遅くなり、本日7日深夜の発表となります。

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析

【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日は直近安値を一時的に割り込むまで下落し、やや戻したものの陰線で引けました。
フィボナッチの38.2%付近まで下げて、反転した状況です。
しかし、ローソク足は平均足の下に抜け出しました。
また、平均足は陽連していますが、実体が短くなり下ヒゲを伸ばしています。
目先はフィボナッチの38.2%を押し目とできるかに注目で、上昇する場合は平均足を上抜いていく必要があります。

<1時間足チャート分析>

直近は下落トレンドで、長い陰線を伴いながら勢いよく下げました。
その後、長期サポートラインで下げ止まると上下に大きく振れる展開となり、直近はローソク足と平均足が絡み合う状況です。
これは相場の気迷いを意味します。
現在値は平均足の下に位置して売り優勢を示しており、下値を支えるサポートラインでの反応に注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基減少して545基となり、3週連続での減少となりました。
一方、天然ガスの稼働リグ数は前週から6基減少して124基となり、こちらも減少トレンドが継続しています。
2022年末以降、原油と天然ガスのリグ数は減少傾向にあります。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 天然ガス見通し (市況ニュース) :NATGASは続落。直近高値まで回復できるか(2023年7月7日)