米国の主要株価指数見通し(米国株式市場ニュース):米国主要3指数は、米追加利上げへの警戒感から揃って続落(2023年7月7日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月6日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):33887.8(-380.5)<-1.11%>
    US100(米国100株価指数):15074.0(-132.6)<-0.87%>
    US500(米国500株価指数):4408.8(-38.1)< -0.86%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月6日の米国株は、米国の追加利上げへの警戒感が高まったことから売りが先行し、続落しました。
米雇用関連の指標結果が市場予想を大幅に上回ったことが要因と考えられます。
また、FRBの インフレに対する懸念を裏付ける内容を受けて、市場には7月以降の利上げ観測が強まっており、売りが進みました。
米民間雇用サービス会社のADPが発表した6月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数が市場予想の2倍を超える伸びを記録しており、労働市場の需給引き締まりが示された格好です。

個別株を見ると、アメリカン航空との提携解消を求めた米裁判所の命令に従うと発表した格安航空会社のジェットブルー航空は7.2%の下降、ホーム・デポは2.8%の下降。
その一方で、IT大手のマイクロソフトは0.9%の上昇、アップルは0.3%の上昇となりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

長い陰線で引け、ローソク足は平均足の下側に抜け出して引けました。
この値動きにより、平均足は陰線に切り替わっています。
ただし、平均足の実体は短くヒゲが上下に伸びており、相場の気迷いを表しています。
注目は、ダブルトップの形を作りつつあることで、直近安値のネックラインの水準を下抜けるかどうかです。

<1時間足チャート分析>

明確な下降トレンドが発生している状況です。
平均足は陰連し、その下をローソク足が推移する位置関係が続いています。
長い陰線が続いた分、やや反発して上昇したところが現在値の位置です。
ここから下げる場合も上げる場合も、以前のサポート・レジスタンスラインが重なる水準を抜けていく必要があります。
上下どちらを突破していくかがポイントになりそうです。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

十字線を作った後に長めの陰線を作って引けました。
平均足の手前で踏みとどまった形ですが、次に陰線を作れば、平均足の下に抜け出すような位置です。
しばらく続いた平均足の陽連は、勢いが衰え、実体が短くなり上下にヒゲを伸ばしています。
目先は平均足を割り込まずに踏みとどまれるかに注目です。
一方、割り込んだ場合は、フィボナッチの23.6%水準がダブルトップのネックラインとなり得ます。

<1時間足チャート分析>

長い陰線が並んで勢いよく下げた状況です。
ただし直近は、以前のレジスタンスラインで反発して上昇し、平均足と絡むところまで戻っています。
平均足は陰連していますが、上下にヒゲを伸ばしており、相場の気迷いを表しています。
現在値の上には、平均足の実体や長期サポートラインがあり、ここを上抜けするには勢いが必要そうです。
一方の下値にも長期サポートラインがあり、ここでの反応にも注目です。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

長い陰線を作って下落し、平均足の手前で踏みとどまった形です。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移していることから買い優勢を示していますが、その関係性が崩れそうな展開です。
平均足の実体は短くなっており、上下にヒゲを伸ばしていることから、相場の気迷いが見えてきています。
目先は平均足より上で推移できるか、明確に下抜けるかです。

<1時間足チャート分析>

長い陰線を作りながら一気に下げた状況です。
気迷いを見せていた平均足は陰線を連続し、明確な下降トレンドを表すようになりました。
現在は、平均足の水準まで戻って、再度下落している流れです。
直近安値の水準は、以前のサポートラインやレジスタンスラインが重なっており、底堅さを見せています。
ここを下抜ければ一気に下落が加速しそうです。
上に向かう場合は、平均足を上抜けていく必要があります。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月7日8時00分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
前週比では、上位10銘柄の全てがマイナス推移となっています。
米国株価指数は、US100が1位で値幅が-94.8、騰落率が-0.62%でした。
次いでUS500が3位、US30が4位、US2000が6位にランクインしています。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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