日本株価指数225見通し(日本株式市場ニュース):JP225は続落。売り優勢の中、ポイントはネックラインを下抜くか(2023年7月12日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月11日)の日本株価指数225振り返り

  • 終値:32082.5(-5)<-0.02%>

※OANDA証券が提供する日経平均株価を参照にしたCFD「JP225」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月11日のJP225は続落。
約5円ほど下落しました。
日本株は水産・農林業、金属製品、精密機器が主に買われ、売られたのは主に輸送用機器、電気・ガス業、医薬品です。
懸念されていた上場投資信託の分配金拠出の売りは一巡したものの、上昇要因にはならなかったようです。
ただし、上場投資信託の分配金に伴う売りは上値を重くしていた一因ということもあり、重石が取れたとも考えられます。
懸念点は米ドル/円が円高傾向に動いている点で、このまま円高に進めば、日本株の上値を重くする可能性があります。

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年7月12日)のチャートテクニカル分析

【JP225(日本株価指数225)】本日(2023年7月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月12日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

昨日も下値を試す動きを見せましたが、10日と同じ水準で押し戻されて十字線をつけて引けました。
高値圏で形成中のダブルトップのネックラインを下方ブレイクできなかった状況です。
陰連中の平均足は上ヒゲよりも下ヒゲの方が長く、その下にローソク足が位置しており、依然として売り優勢を示唆しています。
目先は、ネックラインを下抜いて下降トレンドに転換するかどうかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

前回下値を支えた中期サポートラインで再び反発した形です。
平均足はローソク足と交差する形で陰転と陰転を繰り返しており、方向感のない動きとなっています。
また、ローソク足は高値を切り下げているものの、安値の切り下げには至っていません。
現在は高値を結ぶ右肩下がりのトレンドライン付近に位置しており、このトレンドラインを上抜けられるか、また反転下落した場合は直近安値を更新できるかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月12日8時のもの)

JP225の騰落率は-0.27%、値幅は-87.5円で、前週よりも勢いが落ちています。
一方で、US30を筆頭に、米国株価指数と米国債券の騰落率も引き続き前週比プラスとなっており、現在は米国市場に資金が集まっていると考えられます。
米ドル/円は円高に動いている点には注意が必要です。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

またJP225(日本株価指数225)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>JP225(日本株価指数225)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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