欧州マーケットダイジェスト・12日 株高・金利低下・ドル安

市場概況
(12日終値:13日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=138.31円(12日15時時点比▲1.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=153.94円(△0.13円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1130ドル(△0.0104ドル)
FTSE100種総合株価指数:7416.11(前営業日比△133.59)
ドイツ株式指数(DAX):16023.00(△232.66)
10年物英国債利回り:4.514%(▲0.149%)
10年物独国債利回り:2.578%(▲0.071%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は下落。米重要指標の発表を控えて、しばらくは139円台半ばでのもみ合いが続いていたが、6月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.2%/前年同月比3.0%と予想の前月比0.3%/前年同月比3.1%を下回ったことが伝わると、米金利の低下とともに全般ドル売りが優勢となった。米10年債利回りが3.84%台まで低下したことも相場の重しとなり、1時前に一時138.16円と5月22日以来の安値を付けた。
 市場では「米連邦準備理事会(FRB)は今月25-26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切る」との見方が依然として大勢を占める一方、その後の利上げ確率は低下した。「FRBによる積極的な利上げサイクルが終盤に近い」との観測も高まっている。

・ユーロドルは伸び悩み。米重要指標の発表を控えて、欧州市場では1.10ドル台前半でのもみ合いが続いていたが、NY市場に入ると底堅く推移した。米インフレ指標の下振れをきっかけに全般ドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.1134ドルと昨年3月以来の高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.55と昨年4月以来の安値を記録した。

・ユーロ円はもみ合い。21時30分過ぎに一時153.49円と6月16日以来の安値を付けたものの、22時過ぎには154.28円付近まで下げ渋った。ただ、そのあとは再び153円台後半まで押し戻される場面があった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

・ロンドン株式相場は大幅に3日続伸。前日の米国株や本日のアジア株相場の上昇を受けてリスク選好ムードが高まると、英株にも買いが集まった。米インフレ指標の下振れで本日の米国株が上昇したことも相場の支援材料。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。

・フランクフルト株式相場は4日続伸。前日の米国株高や本日のアジア株高の流れを引き継ぎ、独株にも買いが入った。米インフレ指標の下振れで本日の米国株が上昇したことも相場の支援材料。個別ではザランド(10.51%高)やボノビア(4.97%高)、インフィニオン・テクノロジーズ(3.16%高)などの上昇が目立ち、ドイツ銀行(0.36%安)を除く39銘柄が上昇した。

・欧州債券相場は上昇した。米債高につれた。

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