NY株式サマリー(12日)=ダウ86ドル高と3日続伸 CPI伸び鈍化で利上げ長期化懸念和らぐ

市場概況
◆ダウ平均:34347.43 +86.01 +0.25%
◆S&P500:4472.16 +32.90 +0.74%
◆NASDAQ:13918.96 +158.26 +1.15%

 12日のNY株式相場は上昇。米6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇と2021年3月以来の低水準となった。また食品とエネルギーを除いたコア指数も4.8%上昇と5月(5.3%上昇)から伸びが鈍化した。FRBによる利上げ長期化への過度な懸念が和らぎ、ハイテク株や景気敏感株に買いが入った。ダウ平均は一時325ドル高となったが、終盤にかけて伸び悩み、86.01ドル高(+0.25%)で終了。S&P500は0.74%高、ハイテク株主体のナスダック総合は1.15%高で終了し、主要3指数がそろって3日続伸した。S&P500の11セクターはコミュニケーション、公益事業、素材、ITなど9セクターが上昇し、資本財・サービス、ヘルスケアの2セクターが下落した。

 米6月消費者物価指数(CPI)は12カ月連続で伸びが鈍化し、2021年3月以来の低水準となった。インフレ鈍化を受け、FRBによる年内の利上げは今月のFOMCで最後になるとの観測が台頭。米10年国債利回りが3.8%台へと低下したことを好感し、ハイテク株に買いが入った。ダウ平均は終盤に伸び悩んだものの、ナスダック総合指数は年初来高値を更新した。エヌビディアが3.53%高と半導体株が上昇したほか、セールスフォースが2.76%高と強い動きとなった。

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