昨日(2023年7月18日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は日足チャートで長い下ヒゲを作り、前日比でほぼ変わらずとなりました。
日中は材料難から値動きが乏しかったものの、ユーロ圏国債の指標となるドイツ国債利回りが低水準で推移していることもあって、夕刻ごろから徐々に円高になりました。
その後、米小売売上高が発表され、市場予想よりも低い数字が出ると荒い値動きとなりました。
しかし、植田日銀総裁がインフレについて慎重な見通しを示したことから急速に円安となり、前日終値とほぼ同じ水準まで戻しました。
本日(2023年7月19日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月19日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚い買い注文が154円台前半にあります。
この周辺にはサポートラインがあり、これが注目されている模様です。
また、155円台後半から156円台半ばにかけて買い注文が厚くなっています。
直近のレンジ相場の高値圏に位置しており、レジスタンスラインに意識が集まっている可能性があります。
一方、厚い売り注文が157円台前半に確認できます。
レジスタンスラインよりも円安部分であり、このラインが注目されている模様です。
また、154円台後半から155円台後半にかけて、やや厚い売り注文があります。
現在値よりも円高水準であり、本日は円高になると想定しているトレーダーが一定数いると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月19日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関関係が強かったのはドル円と豪ドル円です。
ポンド円とも相関関係になっており、豪ドル米ドルとは弱い相関関係でした。
一方、逆相関の関係だったのはポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月19日7時のもの)
直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はNZドルです。
円は夜にかけて徐々にプラス幅を広げる展開になったものの、22時台に一気にゼロ付近まで戻し、その後はマイナス圏で安定的に推移しました。
ユーロは1日を通しておおむねゼロ付近で穏やかに推移しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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