米国の主要株価指数見通し(米国株式市場ニュース):大手銀行の決算が好調で米国株は続伸(2023年7月19日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月18日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):34957.0(+385.5)<+1.12%>
    US100(米国100株価指数):15824.0(+121.6)<+0.77%>
    US500(米国500株価指数):4553.3(+33.5)< +0.74%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月18日の米国株は、大手銀行の決算が好調だったことを受け全体的な上昇となりました。
第2四半期の決算で、利益が市場予想を上回ったモルガン・スタンレーは6.5%の上昇となりました。
ウェルスマネジメント部門が好調で、投資銀行とトレーディング部門の不振をカバーしました。

バンク・オブ・アメリカも、第2四半期の利益が予想を超えることで、4.4%の上昇となりました。
顧客のローン支払いによる収入が増加し、投資銀行業務とトレーディング業務が予想より好調となりました。

それ以外にも、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンが4.1%の上昇、PNCファイナンシャルは2.5%の上昇でした。
また、7月19日に決算発表を控えるゴールドマン・サックスも、3.1%の上昇となっています。

テクノロジー株も好調で、マイクロソフトは4.0%の上昇となり、過去の最高値を更新しています。
これは、業務ソフト、オフィスの新しい人工知能機能を利用することで、ユーザーの課金額が引き上げられる影響と思われます。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月19日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足チャートには長い陽線が立ち、大幅な高値更新となりました。
それにともなって、フィボナッチも引き直されています。
平均足は陽線が連続しており、そのずっと上をローソク足が推移する、上昇トレンドを示唆するチャート形状となっています。

<1時間足チャート分析>

長期と中期のレジスタンスラインが重複している水準に対して、一度は上抜け後に反落したものの、その後のトライで一気にブレイクしています。
その際にヒゲの先にあった中期のレジスタンスラインのブレイクも発生しています。
この上昇の頂点となった35,000ドル付近に、中期のレジスタンスラインが新たに引かれました。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月19日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日は陽線で引けて、ローソク足が5本連続で直近高値を更新する展開となっています。
またこの上昇で、フィボナッチが引き直されているので、押し目の水準を予想する際に利用できそうです。
平均足はずっと陽線が続き、そのさらに上でローソク足が推移する、上昇トレンドと判断できる位置関係になっています。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスラインに対して、ほぼ止まらず上方向にブレイクを果たしたものの、ある程度反転して前日は引けました。
平均足を見るとときどき陰線が混じるものの、陽線の期間の方が長く、俯瞰的には上昇トレンドと考えられます。
既に突破したレジスタンスラインの、サポート転換も想定できます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月19日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の高値を更新する展開が先週から続いています。
一連の値動きを見ると、ローソク足が一時的に平均足に潜り込むことがあっても、その後に上昇に転じて上昇トレンドが維持される流れになっています。
高値を基準にフィボナッチが引き直されているので、押し目の深さを見極める目安にできそうです。

<1時間足チャート分析>

平均足を見ると、数本陰線になりましたが、その後の一気の上昇でもう一度陽線に回帰しています。
またその上昇で、中期のレジスタンスラインを一気に上抜けました。
ローソク足が平均足のはるか上という位置関係を維持しており、買い目線が基本路線になりそうです。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月19日8時00分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
米国株が好調で、ランキングの1位にUS2000、2位にUS100、4位にUS30、5位にUS500がランクインしています。
またそれに挟まれる形で、3位に日本のJP225が位置しています。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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