香港株サマリー(20日)

市場概況
 3日続落、朝高も後場にマイナス圏 本土不動産関連が逆行高

 20日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比0.13%安の18928.02ポイントだった。中国企業指数は0.28%安の6364.12ポイント。メインボードの売買代金は概算で1048億5000万HKドル。

 ハンセン指数は心理的節目の19000ポイントに乗せて寄り付くと、序盤に上げ幅を拡大した。前日の米株高に加え、為替相場で米ドル高・人民元安が一服したことを好感。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小し、19000ポイントを割り込み、後場半ばにはマイナス圏に沈んだ。中国景気の先行き不安や、米中対立の激化への懸念が重荷となった。中国の謝鋒駐米大使は19日、米国が中国に対する半導体輸出規制を強化した場合、「中国は黙っているわけにはいかず、必ず対抗する」と述べ、反発姿勢を強めた。本土市場で朝方に高かった上海総合指数が軟調に推移したことも地合いを冷やした。

 ハンセン指数構成銘柄では、碧桂園服務(06098)、碧桂園(02007)、龍湖集団(00960)、中国海外発展(00688)など本土不動産株が高い。中国当局が「一線都市」(北京、上海、広州、深セン)の住宅ローン規制の緩和を検討していると外電が報じたことが材料視されたもよう。自動車ディーラーの中升集団(00881)、香港不動産関連の恒隆地産(00101)、九龍倉置業地産(01997)も買われた。半面、2023年6月中間決算の大幅減益見通しを発表したスマホ部品メーカーの舜宇光学科技(02382)が13%超安と急落。電力大手の華潤電力控股(00836)が続落したほか、4-6月期業績を発表したマカオカジノのサンズ・チャイナ(01928)、宝飾品大手の周大福珠宝(01929)なども下げた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.24%安の4063.74ポイントと4営業日続落。舜宇光学科技、センスタイム(00020)、瑞声科技(02018)、金蝶国際ソフト(00268)が下落率上位。半面、ウェイボー(09898)、万国数拠(09698)、海爾智家(06690)などが上昇した。

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