昨日(2023年7月20日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:75.773(+0.328)<+0.43%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは上昇しました。
ロシアによる原油輸出減少などが引き続き意識され、原油価格は上昇傾向となっています。
しかし、一時的に下落に転じる場面も見られ、一昨日発表されたEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が市場予想よりも減少幅が小さかったこと、中国経済の先行き懸念といった不安材料は残っている模様です。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年7月21日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月21日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近高値を試しにいきましたが、押し戻されて上ヒゲを残して引けました。
上値が重い展開ですが、下ヒゲも出ていることから、下値も堅そうです。
平均足は陽連し、上ヒゲを伸ばしており、上昇の勢いは強いままです。
目先は、再上昇し、直近高値を更新できるかに注目です。
ここから下落する場合は、平均足のヒゲと実体が目安になりそうです。
<1時間足チャート分析>
平均足の下でもみ合っていたローソク足は上昇したものの、中期レジスタンスラインに頭を押さえられる形で反落。
大陰線をつけて平均足をいったん下抜きましたが、大陽線を作って反発し、現在は平均足の実体の上でローソク足が推移している状態です。
平均足は陽連中ですが、長いヒゲを上下につけており、方向性のない状態を示しています。
注目は、上と下どちらに放れるかです。
上に向かうなら直近高値の水準を試せるか、下に向かう場合は平均足の下に位置するサポートラインでの攻防に注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
6月23日の米国の原油リグ稼働数は前週の552基から6基減少した546基です。
WTI原油価格は60ドル台〜70ドル台での推移を続けています。
ロシアの原油輸出減少などが意識され、原油価格は上昇傾向を見せていますが、一方で中国経済の先行き懸念は不安材料です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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