香港株サマリー(21日)

市場概況
 4日ぶり反発、人民元の先安観後退 中国経済振興策も支え

 21日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反発。終値は前日比0.78%高の19075.26ポイントだった。中国企業指数は0.80%高の6415.02ポイント。メインボードの売買代金は概算で766億2000万HKドル。

 ハンセン指数は小動きで始まり、売買一巡後に上げ幅を拡大。前日に中国人民銀行(中央銀行)が企業や金融機関による外貨建て資金の調達をしやすくする措置を実施し、人民元相場の先安観が後退した。中国の国家発展改革委員会の幹部が民営経済の振興措置を近く発表すると表明したことも投資家心理を支えた。中国景気の減速や米利上げ長期化への警戒感がくすぶるなかでハンセン指数は上値の重さが目立ったものの、心理的節目の19000ポイントを上抜けて終えた。

 ハンセン指数構成銘柄では、ネット株のアリババ集団(09988)とJDドットコム(09618)、美団(03690)、金融株のハンセン銀行(00011)、AIAグループ(01299)、中国工商銀行(01398)が買われ、相場の上昇を主導した。中国政府系投資持ち株会社の中国中信(00267)も高い。テック株のレノボグループ(00992)と小米集団(01810)は反発した。一方、不動産株の碧桂園(02007)と碧桂園服務(06098)が大幅に反落。都市ガスの新奥能源(02688)、電動工具メーカーの創科実業(00669)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.00%高の4104.36ポイントと5営業日ぶりに反発。前日下げた快手科技(01024)と閲文集団(00772)が大幅に上昇した。半面、金蝶国際ソフト(00268)とBYDエレクトロニック(00285)が続落した。

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