先週金曜日(2023年7月21日)のユーロ円動向振り返り
先週末のユーロ円は大幅な円安になりました。
今週は日銀、ECB(欧州中央銀行)および米FOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利発表があるため、ユーロ円は動きづらい展開になりました。
しかし、日銀関係筋の話としてYCC(イールドカーブコントロール)の見直しに否定的な報道が伝わると、ユーロ円は一気に円安になりました。
その後、やや円高に戻す場面もありましたが、再び円安トレンドに戻って1日の取引を終えました。
本日(2023年7月24日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月24日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、厚めの買い注文が156円付近に発注されています。
この付近にサポートラインがあるため、これが意識されている可能性があります。
また、158円台前半に特に厚い買い注文を確認できます。
現在値や直近高値よりも円安水準であり、さらに円安に進むと考えているトレーダーが多い模様です。
その一方、厚めの売り注文が157円台前半に発注されています。
直近のサポートライン付近であり、これに注目が集まっていると考えられます。
また、157円台後半に特に厚い売り注文があります。
現在値付近に位置しており、反落を想定した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月24日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのはドル円、ポンド円、そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係になったのは、ユーロドル、ポンドドル、そして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月24日7時のもの)
直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨は円です。
円はゼロ近辺で推移し、夕刻に大きくマイナスに沈んだ後はマイナス圏で安定的に推移しました。
ユーロはゼロ付近で横ばいで推移した後、夕刻以降にプラス幅を広げ、深夜以降も徐々に強くなる展開でした。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
7月24日(月)16:15(フランス)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
7月24日(月)16:15(フランス)7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
7月24日(月)16:30(ドイツ)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
7月24日(月)16:30(ドイツ)7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
7月24日(月)17:00(ユーロ)7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
7月24日(月)17:00(ユーロ)7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
7月25日(火)17:00(ドイツ)7月IFO企業景況感指数
7月26日(水)23:00(米国)6月新築住宅販売件数(前月比、年率換算件数)
7月26日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
7月26日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
7月27日(木)- (日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
7月27日(木)21:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
7月27日(木)21:30(米国)4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
7月27日(木)21:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
7月28日(金)- (日本)日銀展望レポート
7月28日(金)- (日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
7月28日(金)8:30 (日本)7月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
7月28日(金)14:30(フランス)4-6月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
7月28日(金)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
7月28日(金)18:00(ユーロ)7月消費者信頼感(確定値)
7月28日(金)18:00(ユーロ)7月経済信頼感
7月28日(金)21:00(ドイツ)7月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比、前月比)
7月28日(金)21:30(カナダ)5月月次国内総生産(GDP)(前年同月比、前月比)
7月28日(金)21:30(米国)6月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比、前月比)
7月28日(金)21:30(米国)6月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
7月28日(金)21:30(米国)4-6月期四半期雇用コスト指数(前期比)
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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