先週金曜日(2023年7月21日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):35221.0(-6.7)<-0.02%>
US100(米国100株価指数): 15446.8(-26.8)<-0.17%>
US500(米国500株価指数):4537.9(+ 1.9)<+0.04%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月21日の米国株の主要3指数は、どれも実体部が短く、上ヒゲが長い不安定な形で取引を終えました。
これには、月次オプションの期日が近いことも関係していると思われます。
また、7月25日、26日にFOMCが開催予定、主要な経済指標の発表も控えており、様子見ムードが広がったことも無視できないでしょう。
個別で見ていくと、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)とシェブロンが、それぞれ1%以上の上昇をしています。
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)は、4~6月期の決算が増収増益だったものの、売上高が市場の予想を下回り、通期の利益見通しが据え置きとなりました。
その結果、3.9%の下降となっています。
エヌビディアとメタ・プラットフォームズは、それぞれ2%以上の下降となりました。
また、ネットフリックスは、7月19日に発表された第2四半期決算の売上高が、市場予想を下回ったことが引き続き影響し、2.3%の下降と続落しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、極端に実体部が短く、上下にヒゲが伸びる形状で、一時的なトレンドレス相場であることを示唆しています。
また、連騰は5でストップしました。
とはいえ、平均足は陽線が連続しており、そのもっと上にローソク足が並んでいるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
チャート上の最高値に引かれている、長期と中期のレジスタンスラインが重複する水準の手前でもみ合う展開となっています。
その際に、ローソク足が何度も平均足と交差しており、直近はトレンドがないレンジ相場と考えられます。
平均足の色も何度か変化しており、実体部が短い形状が続いています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は上ヒゲが伸びる陰線となり、2本連続で陰線が並びました。
また、ローソク足の実体部が、平均足の上ヒゲの水準に入り込んでいます。
平均足はずっと陽線が続いており、大局は上昇トレンドと考えられるため、ローソク足と平均足の位置関係に注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
陰線が続いている平均足に対して、一度はローソク足が上抜けしたものの、再び下方向に割り込んでいます。
その際に、既に形成されていた中期と短期のサポートライン付近で下落は止まっています。
この上下動で平均足の色も陰転しているため、サポートラインと価格がどう絡むかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上ヒゲが長く実体部が短い、トンカチのような形で金曜日の日足は引けており、下落の圧力が強いことを示唆しています。
とはいえ、ローソク足が平均足のずっと上で推移し、平均足も長い期間陽線が続いており、ここ最近は下ヒゲがない形状であるため、大局は上昇トレンドと見ることができそうです。
<1時間足チャート分析>
陰線が続いていた平均足に対してローソク足が上に抜け、ほどなく平均足も陽転しました。
その後、激しく上下動して何度かローソク足と平均足が交差する値動きを見せており、目先の方向感があるとはいえません。
上下に中期のサポートライン、レジスタンスラインがあり、どちらにチャレンジしていくかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月24日8時20分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1位はUK100でしたが、米国株価指数ではUS30が2位、US2000が3位、US500が6位につけています。
なお、東アジア圏の銘柄でランキング入りしているのは、4位のJP225、9位のSING30となります。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年7月24日8時30分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)、売り(Short)ともに少し増加し、Netの売り越しが増えています。
また、Open Interest(総取組高)は微増で、市場全体として少しだけ売りが増えた状況になっています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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