昨日(2023年7月24日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):35443.0(+222.0)<+0.63%>
US100(米国100株価指数):15471.6(+24.8)<+0.16%>
US500(米国500株価指数):4561.5(+23.6)<+0.52%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
前日の米国主要株価指数は、US30とUS500が大幅に上昇したものの、US100は小幅な値動きとなりました。
7月24日に発表された米PMI(総合購買担当者景気指数)の速報値は、5か月ぶりの低い水準となったものの、市場はほとんど反応しませんでした。
このように、材料に乏しい1日でしたが、今週は本日以降、主要企業の4~6月期決算発表が多数控えています。
特にマイクロソフトやアルファベットなどIT大手の決算に注目が集まっており、現在の決算シーズンはおおむね業績が良かった企業が多かったことから、今週の決算にも楽観的な見方が広がっています。
これが米株の堅調な値動きにつながりました。
さらに今週には、注目のFOMCがあり、米国の金利は0.25%の利上げが確実と見られています。
この際のパウエルFRB議長の発言に注目が集まっていますが、今の利上げサイクルは終わりに近づいていると見られ、景気が軟着陸できるとの期待感も、株価を押し上げる要因になりました。
個別で見ていくと、シェブロンは2%の上昇となっています。
4~6月期の決算発表に先行して、前年同期比で減益だったことを発表しました。
非常に好調だった前年同期の利益からはほぼ半減したものの、それでも市場予想を上回る内容に買いが集まった模様です。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日は高値を更新して引けました。
ローソク足を見ると、陽線を連続しながら力強く上昇しています。
平均足も陽連し、上ヒゲを伸ばしていることから、上昇圧力が見て取れます。
ただし、ローソク足と平均足の乖離が大きくなっているので、押し目を作る調整の値動きに警戒が必要そうです。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が絡み合うレンジ相場の展開から、上値をブレイクした状況です。
平均足の実体は長く、上ヒゲを伸ばしており、上昇の勢いが強いことを表しています。
現在はやや停滞している状況ですが、ここから高値を更新できるかがポイントです。
下げる場合は、上抜けしてきたレジスタンスラインでサポートされるかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
実体の短い陽線を作って引け、陰線の連続はストップしました。
引いた目線で見ると、平均足は陽線を連続しており、上昇トレンドがしばらく続いていると考えられます。
現在は、押し目を作っている状況で、平均足にサポートされている形です。
目先は、この水準から上昇に向かうか、もう少し調整の期間が継続して下げるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
明確な下落トレンドが発生していた中、底値圏でのもみ合いに変化した状況です。
ローソク足は平均足と絡み合い、相場の気迷いを表しています。
現在は、底値圏を形成するレンジ相場とも解釈できます。
目先は、このレンジの上と下、どちらをブレイクするかに注目です。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月25日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月25日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近高値を目指す形でしたが、やや届かず、陽線を作って引けました。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い圧力の強さを示しています。
これまでの上昇トレンドの推移を振り返ると、平均足を少し割り込む水準まで押し目を作るケースが続いています。
目先は、高値更新に向かうか、一服して押し目を作るかに注目です。
<1時間足チャート分析>
切り下がる高値を結んだ右肩下がりのレジスタンスラインを、長い陽線を作って上抜けた状況です。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、上昇の勢いが見て取れます。
ただし現在は、中期と短期のレジスタンスラインが重なる水準で停滞しています。
目先は、同水準での停滞から、上下どちらに放れていくかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月25日7時40分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
トップ10は全て上昇と、世界的な株高傾向になっています。
1位は中国のCHINA50でしたが、米国株価指数も好調でUS30が3位、US500が4位、US2000が5位、US100が8位にランクインしています。
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OANDA Lab編集部
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