昨日(2023年7月26日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高になりました。
FOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利発表を控え、日中のドル円は小動きになったものの、夕刻には円高方向にやや大きく動く場面も見られました。
その後、FOMCは政策金利を0.25%引き上げ、5.25~5.50%としました。
これは市場予想通りであったため、ドル円はトレンドを形成せず、方向感なく上下に大きく動きました。
しかし、パウエル議長の記者会見が始まると、タカ派的発言が目立たなかったこともあり米長期金利が低下し、これを受けて円高となりました。
なお、ドル売り一巡後は模様眺めとなり、やや円安方向に戻す展開となりました。
本日(2023年7月27日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月27日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、138円ちょうど付近に厚い買い注文を確認できます。
この水準にはサポートラインがあり、これが意識されている模様です。
また、139円台前半にも厚い買い注文があります。
この付近にもサポートラインがあり、これに注目が集まっていると考えられます。
その一方、141円台後半に特に厚い売り注文があり、その上下の価格帯にも厚い売り注文が集まっています。
これは直近高値のレジスタンスライン付近であり、売り方はこのラインを重視している模様です。
また、139円台前半にもやや厚い売り注文があります。
現在値よりも円高、そしてサポートライン付近であり、円高に進むと考えるトレーダーが一定数いると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年7月27日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係になったのはユーロ円、ポンド円、そして豪ドル円です。
豪ドル米ドルとも相関関係を確認できます。
その一方、強い逆相関関係になったのはユーロドルとポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年7月27日7時のもの)
直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨は豪ドルです。
円はゼロ付近で推移し、夕刻以降はプラス幅を広げる展開になりました。
ドルはマイナスになる場面もありましたが、おおむねプラス圏で推移しました。
しかし、午前3時以降はややマイナス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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