昨日(2023年7月26日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):35495.5(+58.0)<+0.16%>
US100(米国100株価指数):15529.2(-95.4)<-0.61%>
US500(米国500株価指数):4568.9(-11.6)<-0.25%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月26日は、米企業の決算が米国の株価指数を牽引する形となり、US30とUS500は小幅ですが高値を更新しました。
US100もおおむね高値圏での推移となっています。
ボーイングは、4~6月期の決算が赤字だったものの、フリーキャッシュフローが市場予想に反してプラスとなり、主力の737型機の生産ペースを引き上げる計画が評価され、8.7%の上昇となりました。
7月25日の取引終了後に決算発表があったアルファベット(グーグル)は、6四半期ぶりの増益となり、7月26日は5.8%の上昇に。
逆にマイクロソフトの決算は増収増益でしたが、クラウド関連事業の成長鈍化がマイナス視され、利益確定売りも拡大したために3.8%の下降となりました。
そしてFRBがFOMCを開催し、大方の予想通り政策金利の0.25%ポイント引き上げが発表されました。
パウエルFRB議長は記者会見で、今後の経済指標次第で9月に追加利上げするかを判断すると発言。
これもまた事前の予想通りであり、最終的に相場への影響は限定的でした。
ゴールドマン・サックスは、9月FOMCの金利据え置きを予想しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、実体部と比較して上下に長くヒゲを伸ばす形で、高値をさらに更新して引けました。
この上昇でフィボナッチが引き直されています。
平均足は陽連中で、実体部は長く下ヒゲもなく、上昇トレンドを示す形です。
ただし、ローソク足と平均足の乖離も大きくなっています。
<1時間足チャート分析>
中期と短期のサポートラインを割り込む下落を見せたあとに反転上昇を始め、短期、中期のレジスタンスラインを上に抜けました。
それからは上ヒゲを伸ばしてレジスタンスラインの内側に戻ったところで取引を終えました。
平均足の色は陽線なので、目先の流れは上昇トレンドと考えられます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日は陰線となり、先端は再び平均足のヒゲの中に入り込みました。
平均足は陽線が続き、その上にローソク足が位置していることからも、大局は上昇トレンドであると考えられます。
平均足がサポートになって、再度上昇していくかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が平均足に頭を押さえられる形で下落し、ほどなく平均足の色も陽線から陰線に変化しました。
その後の下落で中期のサポートラインを形成後に反発し、長い上ヒゲを数本伸ばす展開になっています。
平均足は上下に長いヒゲを伸ばしており、ローソク足と絡み合うような位置関係なので、明確な流れがあるとは言いづらいです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月27日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
わずかに高値を更新しフィボナッチが引き直されたものの、最終的に前日の日足は陰線で引けました。
ローソク足は平均足より高い価格で推移しており、平均足は長く陽線が続いているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
実体部が長く、下ヒゲがない平均足の形も、買い目線を補強します。
<1時間足チャート分析>
平均足が陽線から陰線に転換し、平均足に頭を押さえられるように下落していましたが、中期のサポートラインを超えたところで反発しました。
この反発でこれまでも上昇を阻んでいた長期のレジスタンスラインを突破するも、その先の中期レジスタンスラインで反転し、ヒゲを伸ばして押し戻されています。
陰線である平均足の上に価格があるため、目先の流れは不透明です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月27日8時00分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1~3位を東アジア勢が独占する中で、米国株価指数は4位にUS2000、5位にUS500、6位にUS30、8位にUS100がランクインしています。
全体的に株高の傾向といえます。
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OANDA Lab編集部
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