WTI原油見通し(市況ニュース):USOILは続伸。サウジアラビアの減産継続とロシアの輸出抑制が価格を下支えしている状況(2023年8月7日)

マーケットレポート

先週金曜日(2023年8月4日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:82.671(+0.903)<+1.10%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは続伸しました。
先日、サウジアラビアが原油減産を継続する意向を示し、これが引き続きUSOIL価格の上昇に寄与しました。
さらに、ロシアも原油輸出抑制の延長を表明し、価格を下支えしました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)による原油の投機的ネットポジションが公開され、およそ24万2,000の買い越しとなりました。
買い越し幅は長期的には減少傾向にありますが、直近1か月間は増加傾向です。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月7日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

先週金曜日は上昇を続けて下落前の高値に迫りましたが、最終的には上ヒゲをつけて引けました。
現在は再び高値更新を試している状況です。
平均足は陽連が続き、買いの勢いが強いことを示唆しています。
目先は、高値を明確に上抜けできるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

3連続陽線をつけ、レジスタンスラインとなっていた水準を上抜けましたが、最高値水準で頭を押さえられて反落。
平均足は陽連しており、買い側が優勢であることを示しています。
目先は、直近高値水準を明確に上抜けるかに注目です。
下落する場合は、平均足の上ヒゲと実体が目安になりそうです。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

7月28日の米国の原油リグ稼働数は529基で、前週から1基少なくなっており、リグ数は減少傾向が続いています。
直近のWTI原油価格は80ドル台で推移を続けています。
サウジアラビアの減産継続とロシアの原油輸出抑制の延長がWTI原油価格を下支えしているようです。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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