先週金曜日（2023年8月4日）のドル円動向振り返り

ドル円は円高になりました。
米雇用統計発表を控え、日中のドル円は値動きが乏しくなりました。
夜に発表された米雇用統計では、平均時給と失業率がともに市場予想よりも良好だった一方、非農業部門雇用者数は市場予想よりも低い伸びとなりました。
これを受けて市場はドル売りで反応し、ドル円は円高になりました。
その後、日付が変わる頃になると値動きは落ち着き、横ばいとなって1週間の取引を終えました。

本日（2023年8月7日）のドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2023年8月7日7時のもの。「Orderbook３」を表示）

「オーダーブック」を見ると、140円台後半から141円付近にかけて厚い買い注文を確認できます。
この水準はサポートライン付近に位置しており、これが意識されている模様です。
また、142円付近にも厚い買い注文があります。
レジスタンスラインあたりで発注されており、このラインに注目が集まっていると考えられます。

その一方、143円台後半に厚い売り注文があります。
この周辺にレジスタンスラインがあり、ここまで円安になると想定しているトレーダーが多いと考えられます。
また、142円付近から144円台前半にかけて、全体的に売り注文が厚くなっています。
直近は円高トレンドであり、戻りを意識した注文の可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2023年8月7日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係になったのはポンド円と豪ドル円です。
その一方、強い逆相関になったのはユーロドル、ポンドドル、そして豪ドル米ドルです。
また、ユーロ円とも弱い逆相関関係になりました。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2023年8月7日7時のもの）

直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はマイナス圏で推移する時間が長かったものの、深夜になるとプラス圏に浮上する場面がみられるようになり、明け方にかけてプラス幅を拡大しました。
ドルは午前中にマイナスに沈み、その後徐々にプラスに戻しましたが、21時ごろを境にマイナス幅を広げる展開になりました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

8月8日（火）8:50（日本）6月国際収支・貿易収支
8月8日（火）21:30（米国）6月貿易収支
8月10日（木）13:30（インド）インド中銀政策金利（レポレート）
8月10日（木）21:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
8月10日（木）21:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
8月10日（木）21:30（米国）7月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比、前月比）
8月10日（木）21:30（米国）7月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比、前月比）
8月10日（木）27:00（米国）7月月次財政収支
8月11日（金）15:00（英国）4-6月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比、前期比）
8月11日（金）15:00（英国）6月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
8月11日（金）21:30（米国）7月卸売物価指数（ＰＰＩコア指数、食品・エネルギー除く）（前年同月比、前月比）
8月11日（金）21:30（米国）7月卸売物価指数（ＰＰＩ）（前年同月比、前月比）
8月11日（金）23:00（米国）8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
8月11日（金）25:00（ロシア）4-6月期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

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