WTI原油見通し(市況ニュース):中国の不動産リスクへの懸念から原油価格は反落(2023年8月15日)

マーケットレポート

昨日(2023年8月14日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:82.451(-0.575)<-0.69%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは反落しました。
サウジアラビアによる生産調整やロシアからの原油輸出停滞懸念が、引き続き原油価格を押し上げる要因となっています。
しかし、中国の不動産開発大手会社による社債利払い遅延を受け、中国の不動産リスクに注目が集まっています。
不景気への警戒感が高まり、USOILは下落しました。

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月15日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月15日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

明確な上昇トレンドを続けている中、陰線をつけて下落。
現在値は平均足の上ヒゲに触れており、サポートされている形です。
平均足は陽線が続いており、買い優勢の状況は変わっていませんが、下ヒゲが長くなっていることに注意が必要です。
目先は平均足の上ヒゲ、もしくは実体で反発できるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

下落の流れが一服し、明確な方向感が出ていない状態です。
ローソク足と平均足が絡みあい、平均足の上下に長いヒゲが出ていることから、もみ合いを示しています。
ここから上昇に転じる場合は上に集まっているレジスタンスラインを上抜いていけるかです。
下落する場合は、下に集まっているサポートラインでの攻防に注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

8月11日時点の米国の原油リグ稼働数は525基で、前週と変化なしです。
サウジアラビアの生産調整やロシアの輸出停滞がWTI原油価格を下支えしていますが、中国の不動産リスクに影響されそうです。
現在のWTI原油価格は83ドル台で推移しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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