昨日(2023年8月15日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:81.117(-1.334)<-1.62%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続落しました。
中国で小売売上高と鉱工業生産が発表され、いずれも市場予想を下回る結果でした。
中国は大手不動産開発業者が債務支払いで問題を抱えていることもあり、原油需要への懸念が生じてUSOILは軟調で推移しました。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ620万バレルの減少となりました。
これを受けて、USOILはわずかに反発しました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月16日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
昨日は大陰線をつけて大きく下落。
ローソク足が平均足を上から一気に下抜きました。
平均足は陽連中ですが、上下に長いヒゲを出しており、上昇の勢いは衰えつつある状態です。
目先は、フィボナッチ23.6%の水準での攻防に注目です。
<1時間足チャート分析>
陰線を連続させ、直近安値の水準に引かれていたサポートラインを下抜きました。
現在は下落が一服し、やや反発している状態です。
平均足は陰連し、長い下ヒゲをつけていることから、売りが優勢の状態です。
ここから下落する場合は、下にある中期と長期のサポートラインで反発できるかに注目です。
上を目指す場合は、平均足を明確に上抜けする必要がありそうです。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
8月11日時点の米国の原油リグ稼働数は前週と同じ525基でした。
中国の大手不動産開発業者の債務支払い問題による景気悪化懸念から、WTI原油価格は軟調に推移しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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